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大腿骨近位部骨折とは

大腿骨近位部骨折

 

《疾患概要》

高齢者の転倒による股関節骨折は多いです。大腿骨を骨折すると一定期間のベッド生活を余儀なくされるので、それをきっかけに痴呆や筋力低下などが生じやすくなるため、できるだけ早期にリハビリテーションを開始することが大切となります。

《誘因・原因》

大腿骨頸部骨折は高齢者の女性に多い骨折であり、転倒など軽微な事故で受傷することが多いです。骨幹部(骨の中心部)骨折や転子下(股関節の付け根の下)骨折は比較的大きな外力がかかった場合に生じる骨折であり、骨折部が皮膚を突き破り、開放骨折(骨折部と外界が直接交通するもので、感染の危険性が高く注意が必要)となることもあります。

《症状・臨床所見》

強い疼痛を訴え、ほとんどの場合、立ったり歩いたりできなくなります。

《検査・診断・分類》

□検査

単純X線検査が簡易で有用です。大腿骨頸部骨折ではX線検査ではわかりにくい不顕性骨折(単純X線では明らかにはならないが、MRIなどによって骨折が証明されるもの)も起こりやすいく、その場合はMRI、骨シンチグラフィが有用です。

□分類

骨頭骨折は、ピプキン(Pipkin)分類で1~4型に分類されます。(1型:骨頭窩よりも尾側に骨頭骨折を合併して脱臼、2型:骨頭窩よりも頭側に骨頭骨折を合併して脱臼、3型:1型または2型に大腿骨頸部骨折を合併、4型:1型または2型に臼蓋縁骨折を合併)頸部骨折は、ガーデン(Garden)分類が用いられることが多いです。ステージ1:不完全骨折、ステージ2:完全骨折、骨頭転位なし、ステージ3:完全骨折、骨頭回旋転位あり、ステージ4:完全骨折、重度の骨頭転位ありと分類します。頸基部骨折(転子部と頚部の中間に位置する骨折)は、骨癒合は頸部骨折よりもよいが、回旋転位を生じるため手術時には注意を要します。転子部骨折は、エヴァンズ(Evans)分類が用いられることが多いです。転子下骨折では、骨折部は中殿筋、腸腰筋が働き、近位は外転(仰向けの状態で骨盤は動かさずに外側へ45°開いた状態)、屈曲、外旋位(仰向けで股関節と膝を90°に曲げた状態で足を内側に45°動かした状態)をとります。Seinsheimer分類が用いられることが多くなっています。

《治療》

全身状態が許せば早期の手術が推奨されています。骨頭骨折では、骨片(下記※参照)が小さいときは摘出し、固定できるときは吸収ピンなどで固定します。頸部骨折では、骨接合術(CHS、ハンソンピンなど)、人工骨頭挿入術が選択されることが多いです。頸基部骨折では、ネイル(髄内釘)を使用することが多いですが、その場合は整復に注意し、また回旋予防のために骨頭内に2本挿入できるようなものを選択するとよいです。転子部骨折では骨接合術(γネイル、CHSなど)を選択するケースが多いです。小児の場合は保存療法(牽引療法など)を選択することが多いです。手術後は、固定性によるが基本的には翌日より離床を勧め、機能回復をはかります。

※骨折により2つ以上に分かれたそれぞれの骨を骨片(こっぺん)あるいは骨折片(こっせつへん)といいます。骨片は、身体の中枢に近い側の骨片を中枢骨片(または中枢片あるいは近位骨片)、中枢から遠い側を末梢骨片(または末梢片あるいは遠位骨片)といいます。また、3つ以上の骨片に離断した場合を複数骨折といい、中枢骨片や末梢骨片以外の骨片を第3骨片、あるいは破片、骨片、骨破片などといいます。

□合併症

骨頭骨折、骨頭下を含む頸部骨折、頸基部骨折は関節内骨折であり、骨折部の出血量は少ないが、転子部骨折、転子下骨折は関節外骨折のため出血量が多い(500~1000ml)ため、全身状態に注意します。骨接合術ではアライメントを整えることが重要で、ときにはインプラントの折損を生じることがあります。関節内骨折では骨頭壊死を生じることがあり、術後のフォローアップが必要となります。骨頭壊死が生じた場合は、人工骨頭挿入術、人工股関節置換術を行います。

 

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