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外反母趾について

外反母趾

《疾患概要》

母趾が第1中足趾節(MTP)関節(指の付け根)で外側に偏位している状態を指します。進行により第1中足骨が内反し、MTP関節部が内側に突出することにより、同部の滑液包炎(バニオン)を生じます。とくに中高年の女性に多く、ライフスタイルの変化によりわが国でも患者が増加しています。

《誘因・原因》

内的誘因としては遺伝(とくに若年者)、扁平足、第1中足骨の内反などがあり、外的誘因としては幅の狭い靴による圧迫、体重の増加などがあります。

《症状・臨床所見》

主に第1中足骨頭内側部の疼痛があり、進行すると扁平足および第2・第3中足骨頭部の足底に有痛性の胼胝(たこ)を伴うことがあります。さらに母趾と第2趾のオーバーラップや、母趾背側部の感覚障害を認める場合もあります。

《検査・診断・分類》

荷重位での足部正面、側面のX線撮影を行います。主な画像計測法として、外反母趾角(Hallux Valgus  Angle ,HV角)と第1・第2中足骨角(M1-M2角)があり、これらの値により治療法の選択を行います。 HV角は20°未満を軽度、20°~40°を中等度、40°以上を高度と分類します。

《治療》

保存的治療を行うことが原則であり、幅の狭い靴を避けることや矯正装具、母趾周囲筋の筋力強化などを行います。手術療法としては、MTP関節周囲の軟部組織解離術や第1中足骨骨切り術、もしくは両方行う場合があり、変形の程度により選択します。

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