日本人の3人に1人が睡眠障害について悩まされています。
さらに加齢に伴い不眠症へ悩みを抱える人が増加にあります。
今回は、そんな睡眠障害にならないための対策する方法から、もし症状が出た場合の相談するクリックの紹介までして行きます。
睡眠障害で悩んでいる人や睡眠障害になりたくない人は、ぜひ最後までご覧いただき参考にしてください。
睡眠障害(不眠症)の主な症状は4つ
- 入眠障害(寝付けない)
- 中途覚醒(夜中に目覚める)
- 早朝覚醒(朝早く目が覚める)
- 熟眠障害(寝ても寝ても眠い)
睡眠障害:入眠障害(寝付けない)
入眠障害には次の原因があります。
- ストレス
- カフェインの過剰摂取
- 寝室が明るい
ストレスを感じていると入眠障害のみならずあらゆる睡眠障害を引き起こしてしまいます。
理由は、夜になってもリラックスした状態に入っていないため、脳や体がリラックスできていないからです。
- カフェインは中枢神経を刺激する作用があり、その作用が睡眠欲求を高める働きをブロックしているからです。
カフェイン摂取後3〜7時間程度影響が出るため入眠を妨げる可能性があります。
- 寝室が明るいと、眠りを促すメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。
- 結果、眠りにつきたくても明るいせいで脳が日中と錯覚してしまい、眠りにつけなくなります。
- 対策は、就寝1時間前は部屋の明るさを調整し、間接照明で過ごすことをおすすめします。
- 白熱灯よりオレンジ色の暖色系にするといいでしょう。
睡眠障害:中途覚醒(夜中に目覚める)
夜中に目が覚める中途覚醒の原因には次の3つが挙げられます。
- うつ
- 夜間頻尿
- 睡眠時無呼吸症候群
うつになるとレム睡眠が増加することによって、レム睡眠を抑制する効果が働かなくなります。
結果、浅い眠りが続き夜中に目が覚めてしまいます。
夜間頻尿で途中に目が覚めるとその後、目が覚めてしまい寝たくても寝られなくなってしまうからです。
頻尿の目安は2回以上です。
2回以上になると睡眠の妨げに大きく影響を及ぼします。
夜間頻尿は気をつけていても加齢ともにリスクが上がります。
睡眠時無呼吸症候群は、呼吸が止まることで呼吸を再開させようと脳が覚醒反応を起こしてしまいます。
この覚醒により、体まで起こされて目が覚めてしまいます。
睡眠障害:早朝覚醒(朝早く目が覚める)
朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒の原因は主に生活習慣の乱れが原因です。
生活習慣の乱れには次の3つ挙げられます。
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- 夜勤や不規則な生活リズム
日中運動をしないことで体が疲労を感じていません。
結果、いつもより早い時間に起きてしまうことになります。
食生活の乱れは消化器官の活動や血糖値の変動を引き起こします。
よって、早い時間に目が覚めることになります。
脳や体は寝ていても消化器官や血流は働き続けています。
できれば寝る前の夕食は食べ過ぎないことで防ぐことができます。
夜勤などの不規則な生活リズムは体内時計が乱れます。
結果、睡眠時間が短くなったり、ダイレクトに睡眠リズムに乱れてしまいます。
睡眠障害:熟眠障害(寝ても寝ても眠い)
ここからは、熟眠障害になる理由と症状にどのような関連性があるのか解説します。
睡眠障害の一つに熟眠障害があります。
熟眠障害は、睡眠時間が十分であっても、眠りが深くならず、日中に疲労感やだるさを感じる状態です。
その結果、日常生活に支障をきたすことがあります。
また、熟眠障害を引き起こす原因は次の4つです。
心理的原因、身体的原因、精神医学的原因、そして薬理学的原因です。
それぞれの原因が眠りの質や深さに影響を与えて熟睡することができなくなっています。
これから解説する原因のうち、自分はどの原因に当てはまるのか参考にしてください。
睡眠障害になる理由は?症状との関連性
心理的原因
熟眠障害の一つが心理的原因です。
心理的原因は不安やイライラしたり、人間関係の悩みをずっと抱えている状態です。
不安定な心理状態が続くと寝ている時でも興奮状態で働く交感神経が活発に働いてしまいます。
理由は、過度にストレスや緊張があるせいで脳を覚醒させてしまいます。
そのため、交感神経が優位に働きリラックスできず眠りが浅くなります。
主に、真面目な人や、神経質な性格の方に陥りやすい睡眠障害の原因です。
身体的原因
次に挙げられる原因が身体的原因です。
身体的原因はさまざまですがそれぞれ熟眠を妨げる原因です。
理由は身体的原因には次のことが挙げられます。
- 高血圧
- 糖尿病、呼吸器疾患
- 頻尿
高血圧は睡眠中の血圧や心拍数を調整する能力に影響を与え熟眠の妨げになります。
糖尿病や呼吸器疾患は睡眠時の呼吸や血糖値の調節に影響を及ぼし、睡眠の質の低下になります。
頻尿で睡眠を中断することになりよく熟睡ができなくなります。
これらの身体的原因が睡眠時の熟睡を妨げています。
精神医学的原因
3つ目は精神医学的原因です。
精神的医学的な原因によって脳内化学物質や神経伝達物質のバランスを崩し熟眠障害を悪化させることがあります。
理由は、主に個人の心理的な状態、精神的な問題によって引き起こされます。
ストレス、不安、うつ病、トラウマが精神医学的原因に挙げられます。
個人の不安定な心理状態や精神状態が続くと、結果的に脳内の化学物質のバランスを乱し、熟睡を妨げさらには悪化させる原因になります。
薬理学的原因
最後が薬理学的原因です。
自律神経、中枢神経に働く薬によって睡眠を調整する神経伝達物質のバランスの乱れによって熟眠障害を引き起こします。
理由はアルコール、カフェイン、ニコチンが配合されている特定の薬物にはドーパミン、セロトニンなどの神経伝達物質の放出や活性化を起こします。
そのため、リラックスしないといけない睡眠時に興奮状態で睡眠の質と量が低下して熟眠が妨げられます。
他にも睡眠薬の乱用、薬物依存症も熟眠障害を引き起こす原因になります。
睡眠障害にならないための対策4つ
- 日常生活を変更する
- 睡眠の質をあげる
- 睡眠薬などを使用してみる
- 寝れないことなどを気にしすぎない
日常生活を変更する
睡眠障害にならないためにまずは普段の生活を変更、改善していきましょう。
日常生活を改善することで日々の幸福感の向上と睡眠障害の予防につながります。
日常生活では次のようなことを変更してみましょう。
- 定期的に運動する
- 決まった時間でに食事を取る
- 毎日同じ時間に寝る
- 寝室は暗く、静かにしてスマホを持ち込まない
どれも難しいことではありません。
最初は意識的にやりだんだんと習慣にしていくことで睡眠に悩むことも軽減できるでしょう。
結果、日々の幸福感の向上にもつながります。
睡眠の質をあげる
睡眠障害にならないためには睡眠の質をあげることは欠かせないです。
睡眠の質が高いと心身の健康増進に繋がります。
理由は睡眠の質が上がると次のことが期待できます。
- 集中力、記憶力の向上
仕事や学業のパフォーマンス向上 - 気分の安定
ストレスや不安が軽減し、ポジティブな精神状態を保ちやすい - 健康維持
体重の安定や新陳代謝のバランスを保ちやすい - リカバリー
睡眠中に脳や体の回復が促進され疲労が解消しやすい - 長期的な健康
慢性疾患やメンタルヘルスの予防につながる
このようなことから睡眠の質が上がれば上がるほど、睡眠障害を防ぐことはもちろん、心身の健康増進につながります。
睡眠薬などを使用してみる
睡眠障害を防ぐために睡眠薬を使用することも有効です。
睡眠薬を使用することにより、良質な睡眠を確保することができます。
理由は次のような効果が期待できるからです。
- 入眠を助け、早く眠りに落ちることができる
- 中途覚醒など、夜間の覚醒を減らすことができる
- 睡眠の深さや安定性が向上する
睡眠薬を使用することで睡眠へ良い効果が期待できることで良質な睡眠を取ることができます。
ただし、薬を使うことにはもちろんリスクがあります。医師の指示に従い適切な種類と量を選び服用しましょう。
寝れないことなどを気にしすぎない
寝る際に、寝れないことや日常生活ことで気にしすぎないようにしましょう。
気にしすぎないことで、自然な入眠や睡眠の質に向上することがで期待できます。
理由は睡眠に対する過度な不安や緊張が軽減されるからです。
ベットに入って気にしすぎて、不安や緊張状態が続くとなかなか体がリラックスした状態にできません。
逆にあまり寝付けないことに対して不安を抱かないことで緊張はほぐれてリラックスできます。
結果的に自然と入眠することができ、睡眠の質に向上することが期待できます。
睡眠障害治療の種類は?
睡眠衛生・習慣の改善
睡眠障害治療でまずは睡眠衛生・習慣の改善を有効です。
睡眠衛生・習慣を改善によって、体内時計を整え、ストレスを軽減してリラックスできるようになります。
具体的な改善方法は次の5つが挙げられます。
- 規則正しい睡眠スケジュールの確立
- 快適な睡眠環境の整備
- 睡眠前のリラックス
- ストレス管理
- 適切な食事と運動
これらの改善策を実践していくことで睡眠障害の症状を軽減することが期待できます。
薬物療法
薬物療法も睡眠障害の治療で使用されています。
薬物療法は効き目を感じやすく、睡眠の健康的な習慣を構築や生活習慣の改善が期待できます。
次の3つのような睡眠障害の改善が期待できます。
このような効果から不安や緊張が解消され、睡眠への効果が期待できます。
非薬物療法
非薬物療法は医師や専門家の指導のもとで行う治療で薬に頼らず十分な睡眠が取れる状態にしていきます。
実際の非薬物療法では次のようなことを医師のサポートのもと行います。
- ストレス軽減
軽減のためのリラクゼーションや技術の習得 - 行動療法
睡眠のパターンや習慣を改善し、睡眠の質を向上 - 睡眠環境の改善
自分に合ったマットレスや枕の選択など睡眠環境の改善 - ライフスタイルの見直し
アルコールやカフェインの摂取を控える、健康的な食事と運動の励行
このような療法を個々の状況や原因に応じて複数のアプローチで睡眠障害の改善が期待できます。
睡眠障害と感じたらクリニックに相談
- クリニックで根本治療ができる
- 睡眠障害以外の要因かもしれない
- 自分の症状を明確にしれる
睡眠障害を感じた場合は、早めにクリニックに相談することが重要です。
睡眠の質を向上させ、生活の質を高めるために、専門家のアドバイスに従ってみましょう。
クリニックでは専門家の診断を受けることができます。
診断結果から睡眠障害の根本原因を特定し、適切な治療を受けることができます。
また、睡眠障害が他の健康問題によって引き起こされている可能性もあります。
総合的なアプローチで原因を探ることが大切です。
クリニックでの診断を通じて、自分の症状や状態を正確に把握することができ、最適な治療法やアプローチを選択できます。
睡眠障害におすすめのクリニック
あしたのクリニック
あしたのクリニック診察時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 10:00~ 14:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 |
午後 15:00~ 19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 |
新宿駅心療内科・精神科 あしたのクリニック
公式サイトはこちら
あしたのクリニック 新宿院の口コミ
こちらのクリニックは、私が今まで利用した中だと一番印象が良かったです。
まだオープンしたばかりで穴場ですが、院内もきれいでスタッフの教育もしっかりされていますし、なにより先生が優しいのですぐに人気になると思います。
事前に予約するタイプのクリニックなので、予約時間にいけばすぐに診ていただけました。
先生は穏やかそうで、お話に耳を傾けてくださるので好印象です。
私は若い先生よりも高齢で穏やかな先生が相性がいいので、親しみやすい雰囲気がぴったりでした。
次回からも継続して利用させていただきたいと思います。
あしたのクリニックのおすすめポイント
- 専門医による診断と個別カウンセリング
- 最新の治療法を駅からすぐ近くで受けることができる
- 清潔な施設環境で保険適用の治療が可能
新宿駅前に位置するあしたのクリニックは、睡眠の悩みに特化した専門医が在籍しております。
個別カウンセリングで患者様の症状に合わせた診断と治療を行います。
駅から近くアクセス抜群で、予約制のため待ち時間も少なくスムーズです。
最新の治療法を取り入れており、オンライン診療にも対応しているため、忙しい方でも利用しやすいです。
夜間診療も行っており、清潔な施設環境で患者様に寄り添った対応を提供しています。
保険適用の治療も行っており、安心して通院いただけます。
対応している診察科目
- うつ病
- 双極性障害
- 適応障害
- 不安障害
- 不眠症 など
あしたのクリニックの基本情報
予約方法 | web・電話・メール |
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当日予約 | あり |
初診対応 | あり |
オンライン 診察 | あり ※再診察から |
電話番号 | 0367096137 |
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−17 エキニア新宿302 |
最寄駅 | JR 新宿駅(東口)より徒歩3分 |
睡眠障害不眠症以外の代表的な症状について
閉塞性睡眠時無呼吸(睡眠時無呼吸症候群)
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(睡眠時無呼吸症候群)は、睡眠中に呼吸が断続的に止まる症状です。
日中に強い眠気や疲労感、集中力の低下などにも影響が出てきます。
症状は、喉の後ろの気道が狭くなったり塞がれたりすることで起こります。
そのため、睡眠中に何度も呼吸が止まり、睡眠の質が低下につながります。
具体的な症状は、いびきが大きくなったり、寝ている間に呼吸が止まっているような状態が見られることがあります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は心臓病や高血圧などのリスクを高めるため、早期の診断と治療が重要です。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、脚に不快な感覚やムズムズとした感覚が現れ、脚を動かさずにはいられなくなる症状です。
結果、睡眠不足や日中の倦怠感を引き起こすことになります。
理由は症状が夜間や休息時に症状が現れやすく、入眠を妨げることがあります。
この症状は、脚の深部に感じる異常な感覚(痛み、かゆみ、しびれなど)があり、脚を動かすことで一時的に和らぐことが特徴です。
原因は完全に解明されていませんが、遺伝的要因と神経学的要因が関連していると考えられています。
症状が出ている際は、ご家族にむずむず脚症候群になった人がいないか聞いてみるといいでしょう。
周期性四肢運動障害
概日リズム睡眠・覚醒障害
概要リズム睡眠・覚醒障害は体内時計の働きが乱れて寝る時刻や起きる時刻が早すぎたり、遅すぎたりしてしまう症状です。
この症状で、学校や職場に遅刻したり、日中の活動中に寝てしまったりと日常生活に大きく影響を及ぼします。
理由は、一日の中で睡眠と覚醒が不規則に起こるからです。
典型的には4時間以上続けて眠れなくなり、日中頻繁に昼寝をしてしまいます。
そのため、通常の時間に目覚めたり入眠することができません。
結果、日常生活で遅刻や学校、職場などで昼寝をしてしまうため生活に大きな支障をきたすことになります。
睡眠障害 症状のまとめ
今回の内容は睡眠障害の症状の種類と原因から対策する方法、相談するクリックの紹介しました。
睡眠障害は多くの種類の症状があり、それぞれに適切なアプローチをする必要があります。
もし、睡眠障害かもと思ったら1人で悩み抱え込まずに病院に行き、お医者さんからの指示を聞いてみましょう。
睡眠障害を解消し、快適な睡眠を取れるようにしていきましょう。
職場のお局に理不尽な叱責をされメンタル不調へ。
仕事の継続は不可能…助けてほしいという一心から受診しました。
診察で最初から泣いてしまいましたが、先生はゆっくりと話を引き出してくれて現在の状態を伝える事が出来ました。
休職の診断書をすぐに書いて頂けて、心身を休める事ができました。
ここですぐに診断書を出してもらえなかったら、もっとひどくなって3ヶ月で症状改善できなかったと思います。