夜眠れない原因は?病気の可能性や眠れない時の対処法なども解説

「最近夜眠れなくて睡眠不足…」
「夜眠れない原因は?」

本記事では、夜眠れない原因について解説します。

夜眠れないことが病気に関係している可能性や、眠れない時の対処法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

夜眠るまでのメカニズムを紹介

夜眠れないことで悩んでいると思いますが、実際にどのようにして眠っているか知っているでしょうか。

ここでは、夜寝るまでのメカニズムを紹介します。

睡眠のメカニズムには、「睡眠欲求」「覚醒力」の2つが関係しています。人は覚醒している時(起きている時)に活動を続けていると脳に疲労が溜まるのです。

下記をご覧ください。

その脳の疲労を解消するために、睡眠が必要になります。

上記の表を見てみるとわかる通り、覚醒時間(起きている時間)が長くなると睡眠欲求も高まり、睡眠すると眠気も下がるということです。

起きている時間が長くなると、その分眠くなる

上記のように言い換えることができます。

普段の就寝時間の数時間前をピークに覚醒力が高まり、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されることで急速に眠くなります。

画像引用・参考公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」

夜眠れない原因6選

睡眠のメカニズムを説明しましたが、なぜ夜眠れなくなるのでしょうか。ここでは、夜眠れない原因を6個紹介します。

夜眠れない原因6選
  1. 心理的原因
  2. 身体的原因
  3. 精神医学的原因
  4. 薬理学的原因
  5. 生理学的原因
  6. 環境的原因

参考:さくら医院・せたがや内科・神経内科クリニック・ヒロクリニック

①心理学的原因

※上記見出しを表すイラスト画像の挿入をお願いいたします。

夜眠れない1つ目の原因は、心理学的原因です。

心理学的原因と記載すると分かりにくいですが、ストレスなどが原因で夜眠れなくなるということです。

人の体は日中は交感神経が優位で、夕方から夜は副交感神経が優位になります。自然と体が昼から夜に向けてモードが切り替わるのです。

しかし、ストレスが多い生活を送っていると、常に交感神経が優位になりやすく、夜のモードに向けて切り替わりにくくなります。

そのため、寝ようとしても眠れないことがあるのです。

②身体的原因

※上記見出しを表すイラスト画像の挿入をお願いいたします。

夜眠れない2つ目の原因は、身体的原因です。

身体的原因とは、花粉症などでくしゃみや咳が止まらないなどの状況で眠れないことを言います。外傷などの痛みで眠れない場合も身体的原因に当てはまります。

夜眠れないほど痛いという場合には、病院に相談してみてくださいね。

③精神医学的原因

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夜眠れない3つ目の原因は、精神医学的原因です。

精神医学的要因とは、うつ病や失調症、心身症などの精神的疾患が関係しています。夜眠れないことで悩んでいる時に、心の病を発症していることは少なくありません。

寝る前に嫌なことを考えてしまったり、寝ている時に嫌な夢を見てしまい眠りにくくなります。

④薬理学的原因

※上記見出しを表すイラスト画像の挿入をお願いいたします。

夜眠れない4つ目の原因は、薬理学的原因です。

薬理的原因とは、服用している薬、アルコール、カフェイン、ニコチンなどの普段の習慣によって眠りにくくなることです。

覚醒作用や睡眠を妨げる作用が含まれているので、コーヒーやタバコ、お酒などで夜眠りにくくなります。

⑤生理学的原因

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夜眠れない5つ目の原因は、生理学的原因です。

生理学的原因とは、夜更かしや不規則な生活を続けることで起こる、身体の不調のことを言います。

夜更かしを続けていると昼夜逆転してしまい、寝ようと思った時に眠りにくくなります。また、夜勤があるような仕事は不規則な生活で眠れなくなりやすいですよ。

⑥環境的原因

※上記見出しを表すイラスト画像の挿入をお願いいたします。

夜眠れない6つ目の原因は、環境的原因です。

環境的原因とは、

  • 部屋が明るくて眠れない
  • 外がうるさくて眠れない

など、周囲の環境が原因で眠れないことを言います。

また、寝る直前までスマホやテレビを見ていると、その画面の光で覚醒状態になることもあります。

寝る目にはスマホやテレビを消したり、寝る準備をすることが重要です。

夜眠れないことのリスクは?

※イメージ画像の挿入をお願いします。

人間は睡眠することで、様々な体内の調節を行っています。

  • 記憶の整理
  • 疲労回復
  • 免疫力の向上
  • ホルモンバランスの調整
  • 自律神経のバランス調整

上記のようなことが睡眠中に行われており、睡眠が不足することで、これらのことが睡眠中に上手く行われにくくなります。

  • 疲労感が取れない、疲れやすい
  • やる気が出ない、落ち込みやすい
  • 記憶力や判断力が低下
  • 糖尿病や高血圧などの悪化
  • 認知症

上記は、夜眠れない状態が続くことで高まるリスクです。

睡眠中に行われないといけないことが、睡眠時間が短くなることで行われにくくなります。夜に眠れないことは、様々なリスクを抱えることになるので、注意しましょう。

参考:ヒロクリニック・高井内科クリニック・公立学校共済組合

夜眠れないのはうつ病の初期症状

※睡眠とうつ病が関係しているというようなイラスト画像の挿入をお願いします。

夜眠れないことには様々なリスクがあることを紹介しましたが、病気と関係している可能性があります。

夜眠れないことは、うつ病の初期症状と言われています。

  • 夜なかなか寝つけなくなる
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝早く起きてしまって再度眠れない
  • 眠りが浅い
  • 長く寝たはずなのに体がだるい
  • 朝の目覚めが悪い

上記のように、夜眠れないということにも様々な症状があります。

また、上記の症状以外にも日中の集中力が続かなかったり、思考力が低下していると感じる場合には、精神科や心療内科などのクリニックに相談して診てもらいましょう。

参考:あらたまこころのクリニック・MIZENクリニック

夜眠れない時の対処法を紹介!

夜眠れない時に効果があるかもしれない対処法がいくつかあります。ここではその対処法について紹介します。

夜眠れない時の対処法
  • 体内時計をリセットする
  • 運動を習慣化する
  • アロマをたく
  • ヒーリングミュージックを聴く
  • 不眠のツボを刺激する
  • 気になっていることを紙に書く

体内時計をリセットする

※イメージ画像の挿入をお願いします。

1つ目の対処法は、体内時計をリセットすることです。

体内時計のリセットは光によって行われます。光の中でも太陽の光は、照度が高く体内時計をリセットするのにおすすめです。

朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びるようにしましょう。

そうすることで、昼と夜の区別がつきやすくなり、夜に急速モードになるので眠りやすくなります。

参考:よつば加納クリニック

運動を習慣化する

※イメージ画像の挿入をお願いします。

2つ目の対処法は、運動を習慣化することです。

国内外の疫学研究(数千人を対象とした質問紙調査)において、運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。とくに睡眠の維持に習慣的な運動の効果があるようです。

引用:厚生労働省「e-ヘルスネット」

厚生労働省のe-ヘルスネットにも、運動を習慣的に行う人には不眠が少ないことがわかっていると記載されています。

強度が高い激しい運動は睡眠を妨げるので、強度が低い有酸素運動などを継続して行うことがおすすめです。

運動を行うことで深部体温が上昇し、眠るときに低下するので、寝る直前に行わないようにしましょう。

アロマをたく

※イメージ画像の挿入をお願いします。

3つ目の対処法は、アロマをたくことです。

アロマをたくことによって嗅覚からリラックス効果を受けやすく、夜眠りやすくなります。寝る前にアロマをたいて心と体を落ち着かせましょう。

そうすることで、寝つきが早くなりやすくなりますよ。

参考:スリープクリニック

ヒーリングミュージックを聴く

※イメージ画像の挿入をお願いします。

4つ目の対処法は、ヒーリングミュージックを聴くことです。

ヒーリングミュージックを聴くことで、アロマは嗅覚だったのに対し、聴覚からリラックス効果を得やすくなります。

ただし、音楽を聴く部屋と寝る部屋は分けることがポイントです。

参考:ペリカンこころのクリニック

不眠のツボを刺激する

※イメージ画像の挿入をお願いします。

5つ目の対処法は、不眠のツボを刺激することです。

人間には不眠に効果的であるとされているツボがあります。

上記のツボが不眠に効くツボだと言われています。

ツボを押すことで不眠の原因である体の不調が改善される場合があるので、夜眠れない時に押してみましょう。

画像引用・参考:はらだ指圧整体マッサージ治療室

気になっていることを紙に書く

※イメージ画像の挿入をお願いします。

6つ目の対処方法は、気になっていることを紙に書くことです。

何か気になっていることや考え事があると、脳が覚醒状態になってしまい寝つきにくくなります。

それらを解消するためにも、

  • 気になっていること
  • 考えていること
  • 次の日の予定

などを紙に書き出してみましょう。

そうすることで、頭から考え事がなくなりやすく、眠りにつきやすくなりますよ。

参考:天王寺ほしぞら心のクリニック

夜眠れない時のよくある質問

Q. 適正な睡眠時間は?

7時間が最も最適な睡眠時間だと言われています。

長すぎても短すぎても良くないので、適切な睡眠時間を心がけましょう。

参考:わかまつ呼吸器内科クリニック

Q. 不眠症と睡眠不足の違いは何ですか?

睡眠不足

仕事や学業などの影響で不規則な睡眠習慣になること

不眠症

寝ようと思っても寝られない、途中で起きてしまう、予定より早く目が覚めるなどの症状があること

睡眠不足と不眠症については、上記のように説明することができます。

睡眠については、必要な睡眠時間などに個人差があるので、睡眠時間が短いことによって生活に支障をきたさなければ、問題ないと言われています。

参考:医療法人社団心翠会

Q. 寝るためにアルコールを摂取するのはいいですか?

アルコールには催眠作用があるので、寝る前にアルコールを摂取すると寝つきが良くなりやすいです。

しかし、夜中に催眠作用が切れ目が覚めることもありますよ。

参考:阪野クリニック

Q. 夜眠れない相談は何科にするべきですか?

夜眠れない相談は、

  • 内科
  • 精神科
  • 心療内科
  • 脳神経内科

などに相談しましょう。

また、睡眠問題を主としている医療機関もあるので、相談してみてくださいね。

参考:阪野クリニック

夜眠れない|まとめ

本記事では、夜眠れない原因について紹介しました。夜眠れないと様々なリスクがあったり、うつ病と関係している可能性があります。

対処法を試してみても効果がなかったり、日中の集中力が欠けていると感じたら、早めにクリニックを受診してみてくださいね。