オゼンピックの効果|使った人の口コミは?いつから実感できる?オゼンピックダイエットの気になるアレコレを徹底解説!

オゼンピック 効果_アイキャッチ画像

「オゼンピックってどんなお薬?」「副作用や使い方は?」そんな疑問を持つ方に向けて、当記事では次のことについて解説します。

  • オゼンピックの効果や副作用
  • 口コミからわかる特徴
  • 効果が出ない理由や正しい使い方
  • 他のGLP-1薬の特徴
  • よくある質問

ぜひ自分に合ったGLP-1ダイエットを見つける参考にしてくださいね!

オゼンピックは効果とは?ダイエットに使える糖尿病治療薬

オゼンピックは効果とは?ダイエットに使える糖尿病治療薬_画像

オゼンピックなどの糖尿病治療薬は、アメリカやヨーロッパではダイエット目的で使用されることも多いお薬です。しかしなぜ糖尿病の治療薬がダイエットに効果的なの?と疑問に思う方もいますよね。そこでこの項目では、オゼンピックの効果について詳しくご紹介します。

効果1:過剰な食欲を抑える

オゼンピックには過剰な食欲を抑える効果があります。脳の視床下部には食欲を抑制する満腹中枢があり、血糖値上昇により刺激を受けて満腹感を感じます。オゼンピックは満腹中枢を刺激することで、食欲を減退させることができます。

ダイエット中の食事制限がつらい」、「間食がやめられない」という方も、オゼンピックを使用することで、比較的楽に食事量を減らすことが可能です。

効果2:満腹感が持続する

オゼンピックは満腹感を持続させる効果があります。食べた物は時間の経過とともに消化され、胃から小腸へと送り出されます。オゼンピックはそんな胃の働きを抑制することで、小腸に送り出すのを遅らせて満腹感を持続させます。

オゼンピックを使用することで次の食事までの時間に空腹感を感じづらくなり、間食を減らし、食事量の軽減が可能です

効果3:脂肪分解や基礎代謝をあげる

オゼンピックの3つ目の効果は、脂肪の分解を促進し基礎代謝をあげることです。オゼンピックは余分な脂肪を燃焼するため、脂肪を蓄える働きの白色脂肪細胞に作用し分解を促します。またエネルギーを熱に変える「褐色脂肪細胞」を増やし、基礎代謝を上げることができます。

「脂肪の分解を促すこと」と「基礎代謝をあげること」が行われることにより、脂肪の燃焼が促進されて痩せやすい体を目指せます。

効果4:インスリンを働きやすくする

オゼンピックには「インスリンを働きやすくする」効果があります。糖尿病治療薬のGLP-1がインスリンの分泌を促進しても、分解されるのが早ければ効果が少なくなることは明らかです。

オゼンピックはGLP-1のアミノ酸配列を改変させて、通常より分解される速度を遅くさせています。よってオゼンピックは他の糖尿病治療薬より長く、インスリンを働きやすくすることができます。

オゼンピックの効果に関する口コミからわかる特徴

オゼンピックの効果に関する口コミからわかる特徴_画像

この項目では、オゼンピックの口コミからわかる効果や特徴をご紹介します。オゼンピックの口コミはSNS上や、ダイエットの評判を書くサイトなどでもよく見られます。

触れられることの多い内容の、良い口コミ・悪い口コミをそれぞれご紹介します。

オゼンピックの効果の悪い口コミ

・副作用がつらい
・注射がめちゃくちゃ痛い

X(旧Twitter)上で見られたオゼンピックの悪い口コミは、副作用の強さと注射の痛みについてでした。副作用の強さや注射の痛みはどちらも個人差があります。「全然平気だった」という人がいれば、「嘔吐がひどくてトイレに籠ってしまった」、「飛び上がるほど痛かった」という人もいます。

実際に使用してみないとわからないところですが、注射の痛みに不安がある方は飲み薬などの方法を検討するのも手です。

オゼンピックの効果の良い口コミ

・1ヶ月で3kg痩せた
・副作用がなかった
・針が細くてほとんど痛みがなかった

オゼンピックを使用した方の良い口コミには、開始1ヶ月で3kgの減量成功などの成功体験がいくつも見られました。「1週間に1回の注射でこれだけ変わるのか」と驚く声も見られます。

また悪い口コミで見られた副作用や注射の痛みについても書き込みがありました。「副作用がまったく出なかった」、「ほとんど痛みを感じなかった!」という方も少なくないことがわかります。

オゼンピックの効果はいつから?効果の出方とは

オゼンピックの効果はいつから?効果の出方とは_画像

オゼンピックの効果は、使用開始から2〜3ヶ月程度で実感することが多いです。オゼンピックは、使用を続けることで痩せやすい体質に近づいていくお薬です。そのため長く続けるほど、体重減少などの効果を感じやすくなります

オゼンピックを使用するダイエットでは、効果の実感まで2〜3ヶ月かかることが多いと認識して、自己判断で中断することのないようにしましょう。

オゼンピックの副作用とは?使用するときの注意点

オゼンピックは世界中で糖尿病治療や肥満改善に使用されており、多くの症例が存在します。

しかしどんなお薬にも副作用があり、オゼンピックの場合は胃腸の不調に関する副作用が多いです。この項目では、オゼンピックの副作用について詳しく解説します。

下痢・胃のムカつきなど胃腸症状

オゼンピックの副作用でよく現れるのが、下痢や胃のムカつきなどの胃腸症状です。胃腸症状は、とくにオゼンピックの使用を開始した初期段階でよく見られます。GLP-1の効果により、胃腸のはたらきがゆっくりになることが原因です。他にも次のような胃腸症状が現れることがあります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 便秘
  • 食欲不振

これらの胃腸症状は使用を続けるうちにおさまることがほとんどです。心配な場合は医師に相談するようにしましょう。

激しい腹痛などの膵炎

オゼンピックに含まれるGLP-1は、インスリンを分泌させるために膵臓に働きかけます。オゼンピックを使用中に激しい腹痛や嘔吐といった症状が持続的に出た場合、急性膵炎の可能性があるため医師の診断を受ける必要があります。

膵炎が副作用として現れる頻度は高くありません。しかしGLP-1が膵臓に刺激を与えることから、膵炎を引き起こすリスクを認識しておく必要があります。

倦怠感・頭痛・めまいなどの低血糖

オゼンピックの副作用に低血糖があります。低血糖は血糖値が正常値の範囲以下に下がった状態を指し、倦怠感や頭痛、めまいなどの症状を伴います。しかしオゼンピックは血糖値が低い時にはインスリンの分泌を促しません。低血糖の症状が現れる危険性は少ないと考えられています。

低血糖のリスクは他の糖尿病治療薬と併用することで高まります。持病などで服用している薬がある場合は、医師に飲み合わせの確認をしましょう。

オゼンピックで痩せないって本当?効果がでない理由

オゼンピックを使用しているのに痩せない」という人もいます。これはオゼンピックの「使えば何もしなくても痩せる」というイメージから、正しいGLP-1ダイエットが行われていないことが原因です。

この項目では、オゼンピックを使用しているのに効果が出ない理由をご紹介します。

食べる量が多い

オゼンピックを使用しているのに痩せない理由の一つは、食べる量が多いことです。オゼンピックなどを使用したGLP-1ダイエットに対して「お薬を使用していれば自由に食べていい」という誤った認識を持つ人がいます。

糖尿病治療薬を活用したダイエットは、食欲を減退させて間食や食事量を減らすことを目的としてお薬を使用しています。摂取カロリーが減らなければ痩せることはないため、食べ過ぎには注意しましょう。

栄養バランスの悪い食事をしている

オゼンピックを使用していても痩せない人の中には、栄養バランスの悪い食事をしている方が少なくありません。栄養バランスの悪い食事には次のようなものがあげられます。

  • ファストフードの頻度が高い
  • 米やラーメンなどの炭水化物が多い食事
  • お菓子を食事代わりにする

栄養バランスの悪い食事は血糖値が上がりやすく、続けていると代謝が落ち脂肪がつきやすくなります。お肉や野菜を食べてバランスの良い食事を心がけましょう。

運動をしていない

まったく運動をしていない人も、糖尿病治療薬ダイエットに失敗する可能性が高いです。運動の習慣がない人は筋肉量が少ないため代謝が悪く、オゼンピックで食事量を減らしても消費カロリーが少なく効果を感じづらくなります。

どんなダイエットでも基本は、摂取カロリーを減らし消費カロリーを増やすことです。オゼンピックを使用して食事量を減らし、適度な運動をすることでダイエットの効果を感じやすくなります。

もともと肥満体型ではない

もともと肥満体型ではない」ことが、糖尿病治療薬ダイエットで効果を感じられない原因で多いです。GLP-1ダイエットはヨーロッパやアメリカで広く実施されていますが、世界基準の肥満の条件はBMI30以上です。日本人でBMI30以上に当てはまる方は多くありません。

GLP-1ダイエットは体重が大きい人の方が効果を感じやすいです。そのためもともと肥満体型と言えない人は、効果を感じづらいでしょう。

脂肪細胞がセルライト化している

脂肪細胞がセルライト化している場合、オゼンピックを使用しても落とすことが難しくなります。肥大した脂肪細胞と代謝の低下により排出されなかった老廃物が、一緒に硬くなったものがセルライトです。

セルライトを落とすことは難しく、セルライトの多い人はオゼンピックを使用してもダイエット効果を感じづらいです。そのため糖尿病治療薬ダイエットをする前に、セルライトをエステや注射で改善する必要があります。

オゼンピックの打つ時間は?正しい使い方を解説

起床後すぐや1日の最初の食事前に飲む必要があるリベルサスとは違い、オゼンピックを打つ時間はいつでも構いません。週に1回決まった時間に自分で注射しましょう。

注射を打つ前には次のことを確認します。

  • 注射が壊れていないか
  • 薬液は無色透明か
  • 浮遊物がないか

上記を確認し、以上がなければ注射を腹や太ももに打ちます。この時、前回針を刺した箇所から2〜3cm以上開けて注射しましょう。

参考:医薬品医療機器情報提供ホームページ「患者向医薬品ガイド」

オゼンピックと他のGLP-1薬との違い

オゼンピックの他にもGLP-1薬はいくつか種類があります。「オゼンピックについてはわかったけど、他のお薬の特徴も知りたい」そんな方に向けてこの項目では、次のGLP-1薬の特徴とオゼンピックとの違いをご紹介します。

  • ビクトーザ
  • サクセンダ
  • リベルサス
  • マンジャロ

ビクトーザ:薬量を調整でき副作用が出にくい

ビクトーザは0.3mg〜1.8mgを1日1回皮下注射するお薬です。週に1回の注射でいいオゼンピックに比べて、毎日注射するというのは手間に感じるかもしれません。しかしビクトーザは、オゼンピックに比べて副作用が出づらいという特徴があります。

ビクトーザは有効成分の「リラグルチド」が主成分で、サクセンダと同じ有効成分です。薬量を体調に合わせて0.3mgずつ調整することができます。

サクセンダ:投与量の上限が高く効果を感じやすい

サクセンダは投与できる薬量上限が高いため、投与量によっては強い効果が期待できるGLP-1薬です。「リラグルチド」というビクトーザと同じ有効成分を注射できます。

同じ有効成分にも関わらず、投与量上限がビクトーザよりも高いため、より強い効果が期待できるという仕組みです。

サクセンダはもともと肥満症治療薬として開発されたお薬で、1日1回、0.6〜3.0mgを投与します。

リベルサス:オゼンピックと同じ成分の内服薬

リベルサスはオゼンピックと同じく「セマグルチド」をを主成分とするGLP-1薬です。注射が苦手な人でも、リベルサスなら同じ成分を内服薬で摂取できます。また自己注射が不安な方でも服用しやすい点も特徴です。

1日1回、寝起きや1日の最初の食事前といった空腹時に服用します。食事の影響を受けやすいため、服用後は飲食まで30分程度時間を開ける必要があります。

マンジャロ:オゼンピックよりさらに効果が強い

マンジャロは週に1回、2.5mg~15mgを皮下注射するお薬です。かつてオゼンピックはGLP-1薬の中でも、体重の減量に大きな期待ができるお薬とされていました。そんなオゼンピックよりも効果が強いと言われているのが「マンジャロ」です。

欧米人を対象に行われたSURPASS-2試験で、オゼンピックに比べ2倍程度の体重減少効果が認められました。副作用として胃腸症状や低血糖症状があります。

オゼンピックの効果についてよくある質問

使うと何キロ痩せる?

オゼンピックを使用することで「何キロ痩せるか」には個人差があります

1961人の肥満体型の方を対象にした試験では、16ヶ月間セマグルチド(オゼンピック)を注射して体重の変化を調べました。結果、83.5%の方に5%以上の体重減少が見られ、平均15.9kgの減量が報告されています。

製造中止になったのはなぜ?現在は?

オゼンピックが製造中止になった理由は、規格を海外と合わせるためです。もともと日本で販売されていたオゼンピックは海外規格ではなく、日本独自の規格でした。現在は海外と同じ規格になったオゼンピックが販売再開されています。

リベルサスと併用していい?

オゼンピックとリベルサスの併用は避けた方が良いでしょう。併用禁忌という訳ではありませんが、オゼンピックとリベルサスは双方に血糖値を下げる働きがあり、副作用に低血糖のリスクがあります。

併用により低血糖となるリスクが高くなり、深刻な副作用の症状が出る可能性があります。

耐性がついて効きにくくなることはある?

オゼンピックはダイエット効果を得るまでに、最低2〜3ヶ月の間使い続ける必要があります。そこで不安に思うのが、使い続けることで効果が薄くなり、効果を得るために必要な使用量が増えていく「耐性」についてです。

しかしオゼンピックは長期的な使用が前提のお薬のため、耐性が起きることはほとんどありません

効果がなければ多めに打ってもいい?

医師に指示された投与量を自己判断で変更すると、血糖マネジメントが乱れる可能性があるため避けましょう。

オゼンピックの薬量は投薬開始後、4週間で維持用量まで増量します。週に1回0.5mgの投薬を4週間以上続けても効果が不十分な場合には、医師の判断により週1回1.0mgまで増量されることがあります。

参考:医薬品医療機器情報提供ホームページ「患者向医薬品ガイド」

オゼンピック効果まとめ

この記事ではオゼンピックの効果や副作用、正しい使い方などについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

オゼンピックは副作用やリスクがありますが、糖尿病治療薬の中でも高い減量効果が期待できるお薬です。より効果を感じられるダイエットを探している方は、ぜひオゼンピックを試してみてはいかがでしょうか。