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投稿日:2021.02.21/更新日:2022.12.25 院長

新型コロナワクチンの最新情報

いつもご覧いただきありがとうございます。

藤沢駅前順リハビリ整形外科院長の渡邉順哉です。

ついに新型コロナウイルスワクチンが日本国内でも接種が開始されました。

このワクチンについて、保険医協会新聞に特集されていましたので紹介いたします。

 

今回のコロナワクチンはファイザー社製の物になります

まずは特徴が3つあります。

① 有効性が高い

② 副作用の心配

③ 打つタイミング、回数

一つずつ解説します。

① 有効性が高い

こちらはアメリカで4.3万人を対象に、2回の接種で発症が95.8%予防できたという報告がされており、この結果が正しければかなり驚異的な効果のあるワクチンということになります。

感染したとしてもたった4.2%の方しか発症しないということになります。

新型コロナウイルスの変異株がマスコミに良く報道されていますが、変異株も多少は有効で一部が変異したからすぐに効かなくなる訳ではないのではないかと専門家も予想しているようです。

ちなみに今回の製法だと、かなり短期間で変異した部分に対して修正したワクチンを開発することが可能で、インフルエンザワクチンのように短期間で作り直すことが可能なようです。

しかも、インフルエンザワクチンの有効率30~60%と比べるとかなり高い効果があることが分かります。

 

②副作用の心配

こちらが、世界的に接種を拒否している方の一番の理由だと思います。

今回のワクチンですが、実は世界初の製法で作られたワクチンになります。

mRNAワクチンというワクチンの作り方ですが、新型コロナウイルスには表面にスパイクという角が多数あります。

今回のコロナワクチンはこのスパイクのタンパク質遺伝子情報であるRNA(ざっくり例えるとDNAを半分にしたようなもの)になります。

このRNAを体内に注入すると、免疫反応が起きて、コロナウイルスのスパイク部分に対する抗体が体内で作られます。

この製法は他のウイルス感染症である、エボラ出血熱やジカ熱などに対して研究を10年以上続けられてきたようですが、新型コロナウイルスワクチンが初めてこの製法で人間に使われることになりました。

従って、短期の安全性については諸外国の報告から予想はできますが、長期的な安全性は一切分からないのが現状になります。

 

さて短期の安全性についてです。

頻度の高い副作用についてですが

接種部位の痛み(>80%)

疲労(>60%)

頭痛(>50%)

筋肉痛(>30%)

悪寒(>30%)

関節痛(>20%)

下痢、発熱、接種部位の腫脹(>10%)

となっています。

 

重症な副作用としては下記の2つになります。

・アナフィラキシーショック

・ギランバレー症候群

 

• アナフィラキシー

アレルギーの一種で、蕁麻疹、唇・手足の痺れ、まぶたの腫れ、息苦しさなどの症状で、死亡する危険性のあるアレルギーです。 重度の場合はアドレナリン・抗ヒスタミン薬・ステロイドなどの投与を行います。

通常ワクチンに伴うアナフィラキシーショックは100万人に1人程度ですが、コロナワクチンに関しては頻度は10万人に1人くらいと10倍程度高くなっています。交通事故に合う頻度よりやや珍しいくらいのようです。

ちなみに、藤沢市の人口が約44万人のため、例えばそのうち半数の22万人がワクチンを接種したとして、22人がアナフィラキシーショックになる可能があるということです。

アナフィラキシーショックは免疫機能の過剰反応によって起こります。

インフルエンザワクチンのアナフィラキシーショックの多くは免疫機能のしっかりしている若年層で起きており、免疫機能が低下してきている高齢者ではほとんどいないのが現状です。

おそらくこれは新型コロナワクチンにも同じことが言えると思います。

今まで藤沢市で約2000例の感染があったことを考えると、藤沢でコロナワクチンでアナフィラキシーショックを起こすより、打たなくてコロナに感染する可能性の方が100倍くらい高い計算になります。

何らかの後遺症が残るのが発症者の半数と言われていますので、95%の有効率であれば打った方が良いと考えられます。

ちなみにアナフィラキシーショックはワクチン接種後30分以内に起こるので、接種後は30分間は待機して、もしアナフィラキシーショックが起きたら事前に医療機関が用意していたアドレナリンの皮下注射を打てば助かります。

そのため、医療機関には接種後30分間の院内での経過観察を行うように指導があります。

 

• ギランバレー症候群

こちらもアナフィラキシーショックよりは珍しいですが、過去の他のウイルスに対するワクチンの副作用で起きた病気になりますが、今回は今のところ報告はなさそうなのであまり神経質にならなくても良いかと思います。

 

③接種のタイミング

日本では医療従事者が3月頃からの先行接種対象となっており、その後に4月頃から高齢者、基礎疾患のある方の順に接種が行われていくようです。

現状は藤沢市医師会と神奈川県が動いているようですが、どうも不備があったりなどで大幅に遅れそうな予感がします。

1回目の接種を行ったら、3週間あけて2回目を打つことになります。

ちなみにワクチン接種を受ける事が出来ない方も下記のようにいます。

受けることができない人
・明らかに発熱(37.5度以上)している人
・重い急性疾患にかかっている人
・本ワクチンの成分に対しアナフィラキシーなどの過敏症の既往歴のある人

 

ちなみに、整形外科では骨粗鬆症の注射をしたり、内服薬を処方していますが、

ほぼ!ほとんど!まず、整形外科のお薬を使っていてコロナワクチンに影響を及ぼす薬はほとんどないと言っていいと思います。

何故かというと、ワクチンは免疫系に作用させる物質。

整形外科の内服や注射は、痛みをコントロール薬や骨を強くする薬がほとんどで、免疫系に作用する薬はほとんどありませんので、整形外科で治療中の方も安心して打ってもらっていいと思います。

また、内科でたくさん薬を飲んでいるから、ワクチンの副作用が心配とおっしゃる方も少なくありません。

でも、よく考えてみてください。

内科でたくさん薬が必要ということは、コロナで重症化しやすい内科疾患を多く抱えている可能性が高いですね?

ということは、内科でたくさん病気を抱えている方ほど早くワクチンを打って、コロナに罹りにくい体にしてしまった方が良いと思います。

また、ワクチンは基礎疾患がないような若い人ほど副作用が多く基礎疾患が多くなってくる高齢者ほど副作用は出にくくなっています。

これは、免疫力による違いと考えられています。

ワクチンでみられる副作用のほとんどは免疫の過剰反応によるものです。

若い人ほど免疫力が強くワクチンというウイルスの異物に免疫力が強く反応し、過剰に反応するあまり熱が出たり、痛みが出たり、腫れたり、最悪アナフィラキシーショックになるのです。

高齢になればなるほど、免疫力はおちていきますので、徐々にワクチンに反応しにくくなりますので、副作用よりはほんとうにコロナに対して免疫力が付いたかどうかを心配した方がよいかと私は思います。

若い人はほぼ100%免疫力はつきますが、高齢者の1割程度は免疫力が付かなかったという報告もありますので、高齢者ほどワクチンを打っても副作用より、しっかり抗体が付いたか、感染しないかに注意した方が良いと思います。

 

その後、ワクチン接種はどうなるかという点に関してはまだはっきりしていないですが、

他の新型ではないコロナウイルスは感染後6~10カ月後には再感染が起きるので、自然についた免疫機能は1年ももたないことになります。

従って、今後ワクチン接種後の人がいつどの程度、ワクチンの有効性が失われるのかによって見解が変わるかと思いますが、恐らくはインフルエンザワクチンのように1年などに1回接種する必要が出てくる可能性が高いようです。

 

当院スタッフほぼ全員がすでにワクチン接種を受けておりますので、ご安心して通院頂ければと存じます。

今後も、コロナについて最新情報が入りましたらお伝え致します。

今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

見て頂いたあなたも私と一緒にビタミンDと運動でコロナ禍を乗り切りましょう!

藤沢駅前順リハビリ整形外科院長渡邉順哉

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