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ハイドロリリース(筋膜リリース注射)外来について

ハイドロリリース専門外来(筋膜リリース注射、ファシア)

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)とは?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)とは?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)とは、生理食塩水と呼ばれる人体に使える水を、超音波検査機で注射針を見ながら、筋膜や神経・血管の周りにあるファシアという組織を剥がすことで、痛みや突っ張り感を取り除くのを目的とした注射療法です。

最近、NHKやTBSの特集で何度も取り上げられているハイドロリリースですが、注射で視覚的に行えるファシア(筋膜など)リリース、それがハイドロリリースとよく呼ばれている治療法です。

私(院長)が始めたきっかけは、急性腰痛の中年男性の方が「注射でも何でもいいから今すぐに痛みが取れる治療をしたい」と希望されたことです。

その方は、腰が痛くて立つのもゆっくり支えながらでやっとという状態でした。

押して痛い箇所(脊柱起立筋)を超音波検査で確認しながら、その筋膜に生理食塩水に少量の局所麻酔薬(保険診療で行うためには一緒に打つ必要があるため僅かに加えていますが、効果は求めていません)を加えた注射液を、ピンポイントで注射します。

下の写真の赤い矢印のところが筋膜で、そこにピンポイントで注射をすると写真のように筋膜が広がっていくのがよくわかります。

ほとんど水なのですが、効果の程は・・・(広告規制の問題で書けないので)効果の程はこちらをご覧下さい。

⇒「エコーガイド下 Fascia リリースの治療効果 ― Fascia の痛みの原因と多職種連携の必要性について―

筋膜・ファシアとは?

全身を動かすには様々な筋肉を使っています。

その多数ある筋肉は、それぞれ異なった動き(例えば肩を挙げる、腕を伸ばすなど)をしています。

異なった動きをする筋肉同士が重なる場所は、筋膜という薄い膜で隔てられています。

筋肉同士の間以外にも、皮下脂肪と筋肉の間にも筋膜は存在します。

いわゆる肩こりや五十肩、多くの腰痛ではこれらの筋膜の動きが悪くなることで痛みや突っ張りを生じています。

最近では、この筋膜だけでなく、腱や靱帯や脂肪などと周囲を繋いでいる薄い膜も含めてファシア(fasia)と呼ばれるようになってきました。

筋膜・ファシアがなぜ注目されているのか?

整形外科では、数十年前からトリガーポイント注射というものが長く行われてきました。

腰痛など押して痛いところに、局所麻酔剤を打つ注射です。

実は、この注射が局所麻酔剤だけではなく、生理食塩水という人体に入れても良い水に変えても同じような鎮痛効果が得られるという報告がここ10年程度で多くされてきました。

超音波検査によって、筋膜が何重にも厚くなってしまっている箇所に痛みの原因があると突き止められ、そこを生理食塩水で剥がしたところ、直後から劇的な除痛効果と柔軟性の改善を認めたという報告がされ、この安全かつ絶大な効果のある、エコーガイド下筋膜リリース注射が徐々に整形外科医の中で広まってまきました。

近年、筋膜だけでなく、それ以外のファシアも剥がすことで様々な整形外科疾患に効果が認められてきましたので、筋膜リリースからハイドロリリースという治療法の名前が変わってきました。

▶︎藤沢駅前順リハビリ整形外科のハイドロリリース外来はこちら

  • 剥がす前の筋膜(赤矢印)

  • 筋膜に水が入り膨らんだ状態(赤矢印)

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)がテレビ番組でも特集されていました

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の治療の流れは?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は局所麻酔剤が効く量ではないですし、効くには早すぎるので生理食塩水によって痛みのある筋膜が剥がされ筋膜の滑走性が得られたり、筋膜間にある疼痛の原因物質が洗い流されて痛みが改善するという説があるようです。

それ以降、肩痛、腰痛や背部痛、頚部痛、膝痛、手の痛みなど、押して痛みのある筋肉の痛みについて様々な部位にハイドロリリースを行っては、効果を確認しています。

ハイドロリリースをは水の注射なので、局所麻酔のような薬としての副作用はないため、押して痛みがある方や筋肉の部分に痛みがある方は一度、受診を検討してみて頂いても良いかと思います。

トップアスリートから未成年から高齢者まで幅広くハイドロリリース注射を行っています。

部位は五十肩が最も多いですが、続いて肩こりの部位、あとは腰痛、たまに膝などといった感じでしょうか。

多い日は1日10件以上、少ない日でも5件くらい打っていますので、年間ペースだと2000件以上ハイドロリリースを行っています。

最近は、私自身も大腿四頭筋やハムストリングスの痛みに対して自分で自分に何度かハイドロリリースを行っています。

注射は痛そうで嫌だなという先入観はあると思います。私もそうでしたが、最近は藤沢駅前順リハビリ整形外科で使っている一番細い針での注射を行いますので、注射時の痛みは軽減されています。

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ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の適応は?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)を年間2000件以上こなす院長がお勧めする

ハイドロリリースが効きやすさランキング ベスト10

◎:とても良く効きやすい
〇:良く効きやすい
△:ある程度効きやすい
×:効かないため、お勧めしない

疾患
第1位 五十肩 ◎ パーソナルリハの併用が絶対お勧め
第2位 肩こり ◎ 同時にパーソナルリハもお勧め
第3位 腰痛(押すと痛いところがある)  ◎ 同時にパーソナルリハもお勧め
第4位 首の痛み(押すと痛いところがある) 〇 同時にパーソナルリハもお勧め
第5位 腰痛(痛い場所ははっきりしているが押しても痛くない)、肉離れ後の突っ張り 〇 同時にパーソナルリハもお勧め
第6位 手根管症候群、肘部管症候群、胸郭出口症候群、梨状筋症候群 〇(常時痺れている場合はやや効きが悪い)
第7位 部位がはっきりしない腰痛 △(投薬とリハビリがお勧めだが、診察で圧痛点が見つかり試しに打ってみると効く場合も)
第8位 炎症疾患(関節炎や石灰による炎症) ×(ステロイドの注射や強力な湿布がお勧め)
第9位 神経疾患(ヘルニアや脊柱管狭窄症など) ×(神経痛治療薬、パーソナルリハ、低周波)
第10位 関節症疾患(軟骨や骨の摩耗や変形) ×(パーソナルリハと再生医療がお勧め)

※ここに載せていない痛みでも、特に普段痛い箇所と押して痛い箇所が一致している方はハイドロリリース(筋膜リリース注射)が効く場合が多いので一度診察でご相談ください。

実績:肩こり、五十肩、頚部痛、背部痛、腰痛、側腹部痛、テニス肘、ゴルフ肘、胸郭出口症候群、肘部管症候群、手根管症候群、梨状筋症候群、鵞足炎(がそくえん)、ハムストリングス・下腿肉離れ、膝痛、下腿筋肉痛、足底筋膜炎、術後創部癒着、外傷後後遺症などなど様々です。

ご自身が上記ランキングのどれに当たるのか分からない場合も大丈夫です、ご安心下さい。
診察の上、ハイドロリリースは効く可能性がある方にしか勧めておりません。
ハイドロリリースが効かない方には効く別の治療法をご提案差し上げております。

肩こりへのハイドロリリース(筋膜リリース注射)の効果とは?

肩こりといえば僧帽筋上部線維です。

長年の肩こりも、僧帽筋上部線維のハイドロリリースをすればほとんど1回目で十分軽くなります。

ただし、原因は普段の姿勢の悪さがほとんどです。

注射の効果を長持ちさせるためには姿勢の改善が必要です。

パーソナルリハビリで姿勢のチェック、改善の仕方、トレーニングと方法もお伝えします。

五十肩へのハイドロリリース(筋膜リリース注射)の効果とは?

なかなか安静や電気治療や痛み止めでは良くならない五十肩でも、

当院のハイドロリリースで多くの方に満足して頂いております。

どこに打つかは患者様のお困りの動作を確認して、的確な部位を剥がしています。

ハイドロリリースは10mlの生理食塩水を打ち、1ヶ所せいぜい3~5mlを2~3ヶ所打ちます。

一回で剥がせる範囲も針が届く範囲程度なので、5㎝四方程度しか剥がせません。

肩を動かしてどこの筋肉のどこの部分が痛みの原因になっているかは五十肩といっても患者様によっても全く異なってきます。

そのため、狙った場所に押して痛み(トリガーポイント)があるかも大事になってきます。

藤沢駅前順リハビリ整形外科の順哉院長は年間2000件以上の実績があるため、触診でどこに打てば良いか把握しています。

<固い・痛い動作によって注射打つ部位は異なります!>

  • 腕を上に上げるのが固くて痛い方
    →僧帽筋と肩甲挙筋の間を剥がす
    ※二の腕あたりが痛くなる肩もこの部位を剥がすと痛みが消えやすいです
  • 手を背中に回すのが固くて痛い方
    →三角筋と棘下筋の間、僧帽筋と棘上筋の間を剥がす
  • 痛い側の肩の後ろのシートベルトに手を伸ばした際に固くて痛い方
    →三角筋と肩甲下筋の間を剥がす
  • 反対の肩に手を伸ばすのが固くて痛い方
    →三角筋と上腕三頭筋や小円筋の間を剥がす

一度の注射で剥がせる範囲はそこまで広くありません。

五十肩の程度が強い方ほど、何回もハイドロリリースと理学療法士のパーソナルリハビリがほとんどの場合は必要になります。

体外衝撃波治療は広い範囲の痛みや筋肉の張りも同時に取れるため、合わせてお勧めさせて頂きます。

ハイドロリリースで改善しなかった痛みにはサイレントマニピュレーションがおススメです。

サイレントマニピュレーションについてよく知りたい方は順哉医師にご相談下さい。

腰痛へのハイドロリリース(筋膜リリース注射)の効果とは?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は腰痛にもとても相性が良い治療法です。

腰痛といえば良く痛くなる部位があります。

ウエストの高さよりやや下、背骨の両サイドの部位です。

この部位を押して痛い方はハイドロリリースが特に効きやすい場合が多いです。

ただし、この部位の腰痛の主な原因は普段の姿勢や関節の柔軟性、腹筋などのインナーマッスルの筋力低下が原因となりやすいです。

従って、ハイドロリリースだけでなく、パーソナルリハビリで理学療法士に施術してもらいそれらを根本的に改善していくことも合わせて必要になってきます。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の口コミ

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の口コミ

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の頻度や費用など

初回は保険適応で行っております。

症状が軽い場合は1回目で痛みが改善する場合が多いですが、症状が強い場合は何回か繰り返し打たないと効かない方もいます。

また、効果には個人差が大きく1回目で必ず効く注射ではありませんし、根本治療として理学療法士のリハビリも併用する必要がある方も多くいらっしゃいます。

過大なご期待をされる方もいらっしゃいますが、正しく筋肉リリースがされても十分満足頂ける方は全員ではございません。

逆にいえば、全く効かなかった、もしくは1日しか効かなかったという方もいらっしゃいます。

この注射も含め、必ず効くという治療は基本的にございませんので、予めご理解頂いた上でご希望されるかお考え下さい。

複数ヶ所や2回目以降(数か月間を空けるとまた保険適応できる場合もございます)はハイドロリリース(筋膜リリース注射)は1ヶ所につき自費(5500円税込)になります。

超音波検査を使用しないトリガーポイント注射については保険診療で行えますが、筋膜には正確に打つのは困難です。

注射の頻度の制限は特にありませんが、1~2週間に1回がお勧めです。1回で効果が少ない場合は繰り返し打つと効きやすいですが、理学療法士のリハビリを同時並行で受けると相乗効果でより効果的です。

また、打った生理食塩水も1週間もすれば吸収されて無くなってしまい、また筋膜の滑走性が悪くなってきます。そのため、その間に理学療法士の運動器リハビリテーションを併用し、ストレッチなどの自主トレーニングを正確に指導してもらい自宅で毎日行うことがとても大事です。

剥がすと動きが良くなりますので、動かしやすくなった範囲で積極的に動かしてもらいます。

ハイドロリリース注射は、当院では初診予約で希望頂ければ可能です。

ご興味のある方は一度ご相談下さい。

自費で局所麻酔を使わなければ妊娠中の方、局所麻酔アレルギーの方もご使用になれます。

 

  • 当院は初回保険適応(3割負担)

    自己負担 1300~2000

  • (税込)
  • 自費の場合(1ヵ所)

    5500

  • (税込)
  • ※他の都内某整形外科

    4万

  • (税込)

※初回のハイドロリリース(筋膜リリース注射)は健康保険(局所麻酔剤併用)・自賠責保険による診療で行うことが出来ます。

複数部位や2回目以降は自費になります。

2回目のハイドロリリースは状況によっては健康保険が使える場合があります。

自賠責保険には毎回診察時にハイドロリリースが複数カ所に可能です。

基本的に労災保険ではハイドロリリースは受ける事ができません。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)を年間2000件以上こなす順哉医師が答えるQ&A

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は痛いですか?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は首など部位によっては多少痛いですが、かなり個人差があります。

ハイドロリリースの経験の少ない医師はやや太めの針を使います。

これは針が太い方が超音波検査機でしっかり針が見やすく針先がどこにいるのか確認しやすいからです。

私も最初はそうでしたが、痛みが強くリピーターが少なかったため、最大限まで細い針に変更したところ、針の痛みについてのご不満は大幅に減りました。

しかし、当院ほどの針の細さになると、簡単に皮膚の表面や皮膚の下で針が曲がるため、超音波検査の画面で針先を見失いやすく、経験が少ない医師には難しいかと考えております。

当院の細い針であれば、肩こりの強い方は痛みよりも、ハイドロリリース中に剥がされる感覚が「気持ち良い」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の副作用はありますか?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は基本的に生理食塩水という点滴で血管に入れても問題ない注射液です。

したがって、生理食塩水自体での副作用はほぼないと言って良いです。

上げられるとすると重大なものから5つになるかと思います。

1.局所麻酔剤による副作用
保険適応で行う場合は、少量の局所麻酔剤を混ぜないと保険適応できません。

藤沢駅前順リハビリ整形外科ではこの局所麻酔剤の量はかなり微量で、気にするほどではありません。

しかし、医療機関によっては生理食塩水と局所麻酔剤が半々にしているところもあるようです。

局所麻酔剤の量が多いと、例えば血管に誤って注入してしまった場合、局所麻酔中毒を起こし、最悪心臓が止まってしまうという事故がとても稀ですが可能性としてはあります。

昔から整形外科医の腰の注射といえば、トリガーポイント注射でしたが、これはエコーも見ずに局所麻酔剤を打つ方法なので、太い血管の近くでは絶対できない治療ですし、私は最近はエコーを見ないで注射は安全性の面で怖くてしなくなりました。

2.気胸
気胸とは肺に穴が空き、肺と胸郭(肋骨で覆われた空間)に空気が漏れ出てしまい、最悪呼吸困難になる緊急性の高い病気です。

針を使う治療などでは、ごく稀に肺を刺してしまうことがあります。

特に肩こりや五十肩に対して、ハイドロリリースを行う際に痩せていて筋肉が薄く肺が近い方、脂肪が厚く筋層が見えにくい方などは、針の操作をいつも以上に丁寧にしないと針先を見誤って気胸を起こす危険性があります。

私はこれまで数万回この注射を行っており、今まで一度も危ないと思ったことがありません。

それは、肺の近くを刺す場合は、常に針先から目を離さない、針が見にくい場合は針の延長線の先が肋骨になること確認して慎重にさしているので例え思いのほか刺しすぎても肋骨に当たって止まるので問題ありません。

これを医師本人が意識しているのとしていないので、刺された場合のリスクがあまりにも違うと考えています。

3.神経障害
筋肉の近くには必ず大小の神経が走っています。

細い神経を刺すことはまずありませんが、太い神経を誤って刺してしまう危険性はあります。

従って、解剖的に太い神経があるような部位の近くを刺す時は、より慎重に刺すことを心掛けています。

注射する医師は整形外科専門医であることはもちろん、日ごろから手術ではメスを入れてこなかったような部位の筋肉や神経などの構造を解剖学書や理学療法士とともに勉強する姿勢を持っていることが大事です。

4.血管障害
皮下や筋膜には血管が豊富に張り巡らされているため、注射後の内出血はとても多いです。

血液がさらさらになる薬を服用している方は10分程度圧迫止血を勧めますが、それ以外の方も5分程度注射部位を1本指でグッと強く圧迫しておくと内出血は最小限で済みます。

内出血は見た目は派手ですが、まず跡も残らず数週間もすれば消えますのでご安心下さい。血の塊となって瘢痕化することはかなり稀です。

5.注射部位の腫れ・痛み
注射したところが、一時的に生理食塩水により膨らみます。

これも1日程度で吸収され平らになってくるので、ご安心ください。

稀に、注射後に比較的強い痛みが続く方がいらっしゃいますが、多くは1週間以内に軽快します。

失敗ではなく全く同じ部位の症状で全く同じところに打っても効果が個人によって大きく変わる場合がございます。

6.注射部位の皮下感染

過去に数万件注射をしてまいりましたが、注射後の感染は口コミで射したところが化膿したというご指摘を頂いた方(再診頂けていないため本当に化膿していたかは未確認)を除き1例も認めておらず、かなり安全性の高い注射かと考えております。

念のため、注射をした日は、シャワー程度で入浴は避けましょう。

以上、全体的にしっかり解剖の知識と技術が備わっていれば安全に行える注射と考えています。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は必ず効きますか?

ハイドロリリースは100%効きます!と言いたいところですが、

一定数効かない方はいらっしゃいます。

私は効きそうと感じた場合は、かなり良い確率で効いています。

たまに効かない方は、そもそも私から「今回はハイドロリリースは効くかどうかわかりませんが試しにやってみますか?」

とお話しした上で「効かなくても構わないから試しにやってほしい」という方がほとんどかと思います。

経験上、触診させて頂いた時点で大体ハイドロリリースが効きそうかは見極められます。

効いている方が多いのは口コミを見て頂くと良くわかるかと思います。

恐らく、ハイドロリリースでこれだけ多くの方から喜びのお声を頂けたのは日本中探してもほとんどないのではないでしょうか。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の持続期間は?

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)の持続期間ははかなりケースバイケースです。

1回の注射だけで完全に治ってしまう方もいれば、

1ケ月効いていた方、2週間効いていた方、あまり多くないですが数日や1日しか持たなかった方もいらっしゃいます。

では、長持ちしない方は何故なのか?

これはハイドロリリース(筋膜リリース注射)が痛みを消しているだけの対症療法になってしまっている方が多くいらっしゃいます。

例えば、肩こりや腰痛は、そもそも肩こりや腰痛になる姿勢や筋力、柔軟性などに根本的な原因があります。

これらの原因を解決しない限り、整体や整骨院でマッサージを受ける場合と大差ない結果となってしまいます。

藤沢駅前順リハビリ整形外科では、原因となる姿勢や筋力・柔軟性を改善するために理学療法士がパーソナルリハビリを行うことで1人あたりの注射の回数が極端に少なく済みます。

なぜ、ハイドロリリース(筋膜リリース注射)をこんなに安くできるのですか?

都内の某整形外科ではハイドロリリースに4万円掛かると聞きました。

今現在はハイドロリリースを行っている整形外科はまだまだ少ないですが、ハイドロリリース自体は整形外科医として基本的に誰でもできて、どなたにでも提供できる技術になるべき注射であると思っております。

当院では、五十肩の患者様など繰り返しハイドロリリースが必要になる方が多くいらっしゃいます。

ハイドロリリースを高額費用に設定してしまうと、五十肩の患者様の治療が遅れてしまうことを懸念し、最低限の費用設定とさせて頂いております。

そのため、当院では初診患者の方も含め、多い日ですと、1日に20件以上ハイドロリリースを行っております。

年間でのハイドロリリース件数も2000件を超えるため、経験的に効きやすい状態かそうでない状態が触診等でおおよそ把握できます。

従ってハイドロリリースをする前におおよそどの程度効くかお伝えしてご提案することが可能です。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)後は安静にした方がよいですか?

ハイドロリリースは筋膜などファシアを剥がし滑走性を向上させるため、安静にしていると再度組織の癒着が起こる可能性がございます。

ハイドロリリースで剥がした部分はむしろ、積極的に動かして癒着させないことが大事になってきます。

そのため、ハイドロリリース後は理学療法士の運動器リハビリテーションに積極的に通い、ハイドロリリースを行った患部を施術してもらったり動かすストレッチや体操を教えてもらうことを強くお勧めしております。

その方が、ハイドロリリースの効果が持続しやすく、繰り返しハイドロリリースが必要なくなるケースもございます。

※遠方で通えない方は除きます

他の病院でも、超音波検査なしに注射をされ効きませんでした。ハイドロリリース(筋膜リリース注射)と何が違うのでしょうか?

はい、よく聞かれます。

多くの場合、整形外科医はエコーを使わないで麻酔剤を打つトリガーポイント注射を昔から行っています。

トリガーポイント注射の場合は、押して痛い部分を確認してその部位に打つという点ではハイドロリリースと似ています。

しかし、ハイドロリリースと大きく異なる点は、トリガーポイント注射は超音波検査の画像を見ずに盲目的に適当な深さまで刺して打っていきます。

偶然、筋膜に注射されればハイドロリリースと同じ効果がえられる可能性が高いです。

しかし、トリガーポイント注射の場合、筋膜ではなく筋肉内に薬液が注入された場合、局所麻酔剤の効果が筋膜まで広がって数時間程度は局所麻酔剤の効果で痛みが緩和する程度で、数時間後には痛みがぶり返してしまう場合も少なくありません。

ハイドロリリースでは局所麻酔剤ではなく、生理食塩水は主で、超音波検査を見ながらピンポイントで筋膜を剥がせるため、局所麻酔剤の効果を必要とせずともトリガーポイント注射以上の即効性・効果・持続時間を期待することができます。

 

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)はどこの医療機関で受けても効果は同じでしょうか?

いいえ、ハイドロリリース(筋膜リリース注射)はしっかりどこの筋肉がどの動きで痛みが出ているのかを同定することがとても重要になっております。

最近は、理学療法士を雇っていない整形外科だけでなく全く畑違いの内科でもハイドロリリースハイドロリリース(筋膜リリース注射)を行っているようですが、理学療法士を雇っていない時点で私が患者なら行きません。

内科によっては、まず整形外科医に骨・神経に異常がないか確認することを注射する大前提にしているそうです。

それなら多少遠くてもハイドロリリースの実績のある整形外科で打ってもらった方が良いのではないでしょうか?

正直、そのようなところは、口コミを見ていてもハイドロリリース(筋膜リリース注射)の治療効果に当たり外れが大きいようです。

最近、筋膜リリース注射の認知度が高まりそれに便乗して、超音波検査機を使わないで注射しているのにも関わらず筋膜リリース注射と称して注射を行っている医療機関がございます。しかし、皮下脂肪や筋肉の厚さは個人差が大きいため、超音波検査機を使用しないで針先の位置を確認し筋膜に打つに正確に打つのは不可能です。効果が出ているのは、筋膜リリースの効果ではなく、局所麻酔薬の効果によるものだと思います。整形外科で昔から行われているトリガーポイント注射を、筋膜リリース注射と偽って打っている可能性がありますので、十分ご注意下さい。肩こりに注射を行う場合、トリガーポイント注射はやや太く短い針で局所麻酔薬を筋肉内に入れるため広がりにくく何ヶ所も打つ必要がありますが、筋膜リリース注射の場合は極細の長めの針で生理食塩水が筋膜に沿って比較的広範囲に広がるため当院の場合は1~2カ所打てば十分です。

美容皮膚科の先生が見よう見まねでやっている写真がSNSに上がっていましたが、エコーなしでとても危ない角度で刺しており、気胸というとても怖い合併症になる恐れもあり、注意喚起したこともあります。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)を行って、痛みを取、筋肉の滑走性を改善し、理学療法士の施術と姿勢・ストレッチ指導で根本的に治していくのが、一番の完治するための近道だと思います。

全く痛くない治療ではありませんので、色々な情報に惑わされず、しっかり実績を出している医療機関で受けてもらう、それがおススメです。

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)を受けるのを避けた方がよい医療機関を教えてくだい

以下に挙げられるような医療機関は避けた方が良い(もし自分が患者ならいかない)かと思います。

×××  口コミで実績が見えない
→ハイドロリリースをたくさんやっていれば通常誰かが評価してくれるはずです。

××× 超音波検査機を使わないで注射する
→そもそもハイドロリリースではありません。
××× 理学療法士のリハビリが受けられない
→ハイドロリリースはきっかけ、根本治療には理学療法士のリハビリが必須な方が多いです。
この注射の意味を理解している先生なら、通常は理学療法士のリハビリを受けるように勧めます。

××   整形外科医としての経験がない
→筋肉を手術で実際に触っていない先生はちょっと不安です。
ただし、十分実績を出してらっしゃるペインクリニック(麻酔科)の先生も一部いらっしゃいます。

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監修医師紹介

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渡邉 順哉 医師

所属組織

開業後2年間で、全国から患者様が来院する整形外科へと成長させた。年間のべ1万人以上を診察し、得意分野は骨粗鬆症の他、関節疾患などのハイドロリリースや体外衝撃波、再生医療、理学療法士のリハビリ。モットーは「体の悩みを解決できる最適な提案をする」こと。

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