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変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症では、加齢などさまざまな原因により膝の関節の軟骨が擦り減ったり、半月板が痛んだり、骨の変形が起きる病気です。

関節炎をおこし、徐々に関節の変形が進み、慢性的な痛みや関節可動域制限により歩きづらくなるなど日常生活に支障をきたします。

患者数は800万人以上いるといわれ、加齢とともに膝関節の変形が進行し、痛みで徐々に歩けなくなり、要介護状態になってしまいます。

変形性膝関節症は膝関節軟骨には神経がないため、痛みは関節の袋(関節包)・半月板・靱帯・骨髄・骨膜などにある神経(自由神経終末)に侵害受容性疼痛として伝わります。

膝関節軟骨が劣化(変性)・破壊され、荷重や衝撃に対する緩衝力が失われると、物理的刺激が一次痛と呼ばれるチクチクとした短く鋭い痛みとして脳に伝わり、痛みの部位と強度を認識することになります。

変形性膝関節症による組織の障害により、膝関節内ではさまざまな物質が作られ、二次痛と呼ばれる遅れて出てくる鈍い痛みとして脳に伝わり、不快感や不安感などを引き起こします。

変形性膝関節症の原因は?

変形性膝関節症の原因として

・加齢
膝は年齢とともに徐々に擦り減っていきます。70代では2人に1人が変形性膝関節症といわれています。
この場合は軟骨がすり減る速度は左右同程度の場合がほとんどです。

・膝の骨折・靱帯損傷・半月板損傷(スポーツ・交通事故など)
膝の骨折、特に関節内に至る骨折では軟骨部分の損傷や段差を残して治る場合が少なくありません。
また、前十字靱帯など膝の靱帯を損傷して膝の安定感がなくったり、軟骨を守るクッションの役割を果たす半月板が損傷した場合、軟骨に掛かるストレスが大幅に増えます。
そのため、怪我をした側の膝では、中長期的に膝の軟骨のすり減りが大幅に進行しやすくなり、若年者でも変形性膝関節症になってしまう場合があります。

・体重が重い方
体重が重い方は膝の軟骨に掛かる負担が体重が軽い方よりも大幅に増え、通常よりにも速い速度で擦り減っていき、早い段階で変形性膝関節症になりやすくなります。通常は左右とも均等に擦り減っていきます。

・O脚の方
O脚の方は膝の内側に掛かる負担が大幅に増えるため、体重が重い方と同様に膝の軟骨がすり減り、変形性膝関節症になりやすくなります。O脚により内側の軟骨がすり減ると、よりO脚は進行して変形性膝関節症は進行しやすくなります。

・激しい運動
登山やジャンプ競技などは膝の軟骨のすり減りを速める場合があります。
長年膝を酷使した運動をしている方では、運動していない方と比べると早く軟骨がすり減り変形性膝関節症は起こしやすくなります。ほとんどの場合で、両側とも変形性膝関節症の程度は同じような状態になります。

・化膿性膝関節炎
糖尿病などにより免疫力が落ちた結果、細菌が血液に乗って膝関節にやってきたり、膝にヒアルロン酸注射などを繰り返し行っている間に、稀に住み着いてしまう場合があります。抗生物質の点滴や手術による洗浄が必要になりますが、治療が遅れた場合、関節内の著しい炎症が原因で軟骨などが破壊されてしまい、細菌感染が治った後も変形性膝関節症になってしまい痛みが残ってしまう場合があります。感染の多くは片側の膝のみになるため、変形性膝関節症も片側になる場合が多いです。

変形性膝関節症の症状・所見など

変形性膝関節症の初期は、歩き始めや椅子から立ち上がり、しゃがむ動作や階段を下りる際に膝の内側に痛みが出てきます。

進行してくると、平地歩行でも膝の痛みが出て、正座も難しくなります。

膝関節の骨の変形が進むと、膝が伸びなくなり、O脚が目立っていきます。

診察では膝の内側を押して痛みがないか、動きが悪くなっていないか、水(関節液)が溜まってないかなどを診ます。

 

変形性膝関節症の検査・診断

基本的に

①レントゲン検査

②超音波検査

③MRI

などの検査で診断をします。

レントゲンでは軟骨の幅が狭くなっていないか、変形がないか、O脚になっていないかなど、変形性関節症の度合いも1期~4期で評価します。

超音波検査では関節液が溜まっていないか、炎症が起きているところはどこなのか、軟骨や半月板は痛んでいないかなどを診ることができます。

初期や骨壊死や半月板損傷や靱帯損傷などを合併している可能性がある場合はMRIでも評価する場合があります。

その他、関節リウマチ、単純性関節炎、化膿性関節炎、痛風や偽痛風による結晶性関節炎などと見分ける必要がありますが、疑わしい場合は血液検査や関節液の検査を行います。

変形性膝関節症の治療とは

まずは手術以外のさまざまな保存療法を行い、効果がない場合に最終手段として手術療法を行います。手術療法とは、関節鏡を使った手術や骨切り術や人工関節置換術などがあります。

・保存療法(当院の場合)

再生医療:自身の血液内の成長因子を膝関節に打って膝の内部の炎症を抑え修復を促す治療

日常生活指導:体重の減量(肥満の場合)、負担の掛かる運動の制限など

理学療法士による運動器リハビリテーション:筋力トレーニング、関節可動域訓練など

薬物療法:内服薬(ロキソニン、セレコックス、サインバルタ、ノイロトロピン、ロコアテープ、各種湿布・塗布薬)、関節内注射(ヒアルロン酸)など

物理療法:超音波治療、温熱療法(マイクロ波)など

装具療法:ヒンジ付き変形性膝関節症専用サポーター装着、インソールなど装具業者に依頼(毎週木曜日午後)

・手術療法

①人工膝関節置換術

②人工膝単顆置換術

③高位脛骨骨切り術

③膝関節鏡下手術

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