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変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

《概念》

加齢などさまざまな原因により膝の関節の軟骨が擦り減ったり、半月板のが痛んだり、骨の変形が起きる病気です。関節炎をおこし、徐々に関節の変形が進み、慢性的な痛みや関節可動域制限により歩きづらくなるなど日常生活に支障をきたします。患者数は700万人以上いるといわれています。

《原因》

加齢以外にも原因となるものがあり、膝関節の骨折や靱帯損傷、化膿性膝関節炎、痛風などの疾患が挙げられます。また、体重が重い方、O脚の方、激しい運動なども原因となります。

《症状・臨床所見》
初期は、歩き始めや椅子から立ち上がる時に膝の内側に痛みが出てきます。進行してくると、歩きや階段の上り下りで痛みが出て、正座も難しくなります。骨の変形が進むと、膝が伸びなくなり、O脚などが目立ってきます。

診察では膝の内側を押して痛みがないか、動きが悪くなっていないか、水(関節液)が溜まってないかなどを診ます。

《検査・診断》

基本的にレントゲン検査、超音波検査、さらにはMRIなどの検査で診断をします。

レントゲンでは軟骨の幅が狭くなっていないか、変形がないか、O脚になっていないかなど、変形性関節症の度合いも1期~4期で評価します。

超音波検査では関節液が溜まっていないか、炎症が起きているところはどこなのか、軟骨や半月板は痛んでいないかなどを診ることができます。

初期や骨壊死や半月板損傷や靱帯損傷などを合併している可能性がある場合はMRIでも評価する場合があります。

その他、関節リウマチ、単純性関節炎、化膿性関節炎、痛風や偽痛風による結晶性関節炎などと見分ける必要がありますが、疑わしい場合は血液検査や関節液の検査を行います。

 

《治療》
まずは手術以外のさまざまな保存療法を行い、効果がない場合に最終手段として手術療法を行います。手術療法とは、関節鏡を使った手術や骨切り術や人工関節置換術などがあります。

・保存療法(当院の場合)

日常生活指導:体重の減量(肥満の場合)、負担の掛かる運動の制限など

理学療法士による運動器リハビリテーション:筋力トレーニング、関節可動域訓練など

薬物療法:内服薬(ロキソニン、セレコックス、サインバルタ、ノイロトロピン、ロコアテープ、各種湿布・塗布薬)、関節内注射(ヒアルロン酸)など

物理療法:超音波治療、温熱療法(マイクロ波)など

装具療法:マジックベルト+ヒンジ付き変形性膝関節症専用サポーター装着、インソールなど装具業者に依頼(毎週月曜日午後)

・手術療法

①人工関節置換術

②人工単顆置換術

③高位脛骨骨切り術

③関節鏡下手術

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