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投稿日:2023.08.29/更新日:2023.08.29 リハビリ

理学療法士 勉強会 胸椎

脊柱は通常33個あり、頸椎は7つ、胸椎は12個、腰椎は5個、仙椎は5個、尾椎は5個である。

仙椎と尾椎はそれぞれ癒合して、仙骨と尾骨を形成する。

生理的に頸椎は前彎、胸椎は後彎、腰椎は前彎している。

今回は胸椎についての勉強会である

 

胸椎は肋骨と関節をなしており、肋椎関節を構成しており、胸椎と肋骨で胸郭を形成している。

胸郭は臓器を守るために重要である

 

胸椎の整形外科疾患として胸郭出口症候群がある。

胸郭出口症候群は上肢の痺れや冷感が生じる。また頸部にも疼痛を引き起こす

 

胸郭出口症候群は斜角筋、肋鎖関節、小胸筋でそれぞれ神経、血管の絞扼が生じ、症状を引き起こす。

胸郭出口症候群はダブルクラッシュといい、制限や症状を出している箇所は1か所ではないことが多い。

 

斜角筋は第3頸椎~第6頸椎から付着し第1肋骨に付着する。斜角筋は前、中、後があり、前と中の間から腕神経叢が走行している。

斜角筋は過緊張を引き起こすと腕神経叢の絞扼し、痺れや冷感を引き起こす。

肋鎖関節は鎖骨と第1肋骨で構成され、鎖骨と第1肋骨間を神経が走行するため、胸椎が角に後彎していると肋鎖間が狭小し、神経症状や冷感を引き起こす。

 

小胸筋は烏口突起から肋骨に付着しており、小胸筋の下を神経、血管が走行している。

小胸筋が過緊張を引き起こすと神経、血管を圧迫し、痺れや冷感を引き起こす。

小胸筋は大胸筋の深部に存在するため、大胸筋の柔軟性向上も必要である。

また前鋸筋とも連結しているため、前鋸筋の評価も必要である。

 

胸椎が後彎など円背などの姿勢は圧迫しやすい。

しかし、胸椎の伸展などを促すと、柔軟性がなければ、より症状を引き起こしやすいため、体幹のアップライトだけを促すのはあまりよくない。

 

まずは姿勢の改善が必要である。

胸椎の可動域の向上、肩甲帯の可動性の向上を獲得する必要がある。

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