こんにちは! 藤沢の駅前 順リハビリ 整形外科です。
いつも記事をご覧頂き、誠にありがとうございます。
私事ですが、去年の7月に生まれた息子が今月で7か月になりました。
最近では発声が多くなり笑顔がとても多くなりました。
寝返りもとても上手になりうつ伏せまではできるようになりました。
ずり這いはまだ出来ません。
座るのも少しずつ安定してきていますが、まだ一人で座るには時間がかかりそうです。日々、成長していく姿をみているととても嬉しく思います。
ということで今回は、小児期や成長期における整形外科の疾患について紹介します。
①発育性股関節形成不全
・好発:女児、初産児
・症状・所見:開排制限、クリック症候、脚長差(Allis徴候)大腿皮膚溝の非対称
「開排制限」
仰向けで膝を立てた状態から股関節を開排すると患側下肢では途中で抵抗が生じ可動域に制限が生じる症状。1ヵ月児、3~4ヶ月検診で検査される重要な検査項目です。
「クリック徴候」
脱臼を整復した際にクリック音が生じる。
「Allis徴候」
仰向けで膝を立てた際に膝の高さに左右差が生じる。(脱臼側の膝の高さが低い)
「大腿皮膚溝の非対称」
正常では0~1本の大腿皮膚溝が脱臼側の下肢は股関節脱臼による下肢の短縮があるため数が多い、深い、長いなどの所見がみられる
【治療法】
装具療法が用いられます。Riemenbugel装具(リュ―メンビューゲル)を用います(よい適応は生後3~7ヶ月)自然な下肢の運動を利用して脱臼の整復を図ります。1~2週間の装着で整復され、徐々に装着時間を短縮し3ヶ月程度で多くの症例が改善するといわれています。
②Perthes病(ペルテス)
・好発:6~7歳 男児
・症状・所見:股関節痛、跛行
股関節の外転制限、内旋制限、大腿部や臀部の筋委縮がみられる
・診断にはMRIが有用である。
【治療法】
①保存療法:免荷装具療法((Tachdjian装具)
②手術療法:大腿骨や骨盤の骨切り術
→将来的に変形性股関節症につながる可能生あるため適切な治療を受けましょう
③大腿骨頭すべり症
・好発:思春期(9~14歳)、男子、肥満
・症状・所見:股関節痛、膝関節痛、跛行
・診断にはX線画像や3D-CT像も有用である
この疾患は原因がはっきりしておらずホルモンの異常による可能性も指摘されていますが正確な原因ははっきりしていません。
一部の小児や成長期で生じる疾患を紹介しましたが、整形外科で適切な治療が必要となる疾患です。その他の疾患もあります。また機会がありましたら掲載していきたいと思います。藤沢の駅前順リハビリ整形外科 スタッフ K&N
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