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神奈川県にある藤沢駅前順リハビリ整形外科院長の渡邉順哉です。
整形外科で処方する痛み止めには、神経痛に特化した薬があります。
なんだか腕や足が全体的に痛くなって、薬局で買ったりや整形外科で処方されたロキソプロフェンを飲んでも効いているのか効いていないのか良く分からなかった経験はありませんか?
これは神経痛の場合があります。
日常的に整形外科の診療を行っていると意外とこのような経験をされる方が多いです。
神経痛で多い疾患や病気
神経痛で多いのが腕や手だと、頚椎症性神経根症や頚椎ヘルニア、手根管症候群、胸郭出口症候群
足だと、腰椎椎間板症ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が特に多いです。
ビリビリ、ズキズキするような痛みだったり、痺れを伴ったり、ある一定の動きをした時に痛みが出たり、痛いところを押しても痛みがなかったりします。
これらは神経痛であることが多いです。
神経痛は炎症を伴っている場合は整形外科で良く処方される非ステロイド系抗炎症薬であるロキソプロフェンなどは効くこともあります。
ただ神経痛の場合は、他の捻挫や関節痛と違って、ロキソプロフェンの効きが悪いことも少なくありません。
そのような場合は神経痛に特化した薬を整形外科で処方する必要があります。
具体的には、プレガバリン(リリ〇®)、ミロガバリン(タリ〇ジェ®)、デュロキセチン(サイ〇バルタ®)、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイ〇トロピン®)などがあります。
※商品名はホームページ内に明記できないため、詳しくは検索してみてください。
ロキソプロフェンなどの痛み止めは炎症を起こしている部分に効きますが、
神経痛は必ずしも炎症を伴っていないことの方が多いので、神経痛に特化した薬が効くことが多いです。
整形外科での神経痛の治療薬処方について
しかし、整形外科に受診しても、必ずしも神経痛の治療薬を処方してもらえるとは限りません。
その理由は2つあります。
①そもそも整形外科医が神経痛という診断をしていない
これはそもそも診断が間違っているので論外ですが、神経痛だからといって典型的な症状が出るとも限らないので判断が難しいと感じることも多いです。
②神経痛の薬は聞いたことがあるが、使ったことがないから使わない
これも整形外科医の自己研鑽不足と言えるでしょう。
神経痛の薬は比較的新しい薬が多いですが、プレガバリンに関しては発売から10年以上経ち後発品も販売されています。
治療法を年々進化する治療法を自ら学びアップデートしてそれを患者様に提供するのが我々医師の使命ですので、使ったことがないから使わないのは整形外科医としてというよりは医師として病気を治すという使命を全うしていないと思います。
たまに患者様から、デュロキセチンやプレガバリン、ミロガバリンを他ですでに処方されて飲んでいると話されるケースがあり、薬手帳を拝見すると製薬会社が推奨する使用用量の3分の1だったり、半分程度の量しか出されていないことも少なくありません。
「もう少し量を増やせば効くかもしれないですね」とお話しすることも少なくありません。
新しい薬は怖いと思われるかもしれませんが、整形外科が患者様に普通に提供できる時点では、すでに数万人規模の治験が終わり、十分に副作用などの検討が終わった後ですので、予め副作用も予見できるので、その点はあまり心配ないと思っています。
藤沢駅前順リハビリ整形外科では院長の私が、積極的に神経痛の薬も導入して治療を行っております。
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藤沢 駅前順リハビリ整形外科院長 渡邉順哉
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