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肘関節部の骨折・脱臼について

肘関節部の骨折・脱臼

《疾患概念》

肘頭骨折は、転倒した際に肘を直接ついたときなどに起こります。肘頭が骨折すると、付着している上腕三頭筋によって骨片(骨折した破片)は牽引され転位します。橈骨頭骨折は、転落時などで前腕回内位で手をつき、橈骨頭へ軸圧が加わると生じやすくなります。

①肘頭骨折

《誘因・原因》

成人に多く、転倒の際に直接肘をつき受傷することが多いです。

《症状・臨床所見》

肘痛、肘関節部の著明な腫脹がみられ、骨折が転位していると、肘の自動伸展ができなくなります。

《検査・診断・分類》

単純X線側面像で診断します。粉砕型ではCT像が有用となります。

《治療》

上腕三頭筋の付着部であるため、筋の収縮により転位しやすく、手術を要する場合が多くなっています。(保存的治療)転位のない骨折の場合は、肘関節45°屈曲位で3週間程度のギプス固定後、可動域訓練を行います。

(手術的治療)通常はtension band wiringを行います。キルシュナー鋼線2本と軟鋼線で締結し、粉砕骨折ではプレート固定を行います。

(合併症・後遺症)可動域制限(拘縮)を起こしやすくなっています。術後の理学療法として、疼痛、腫脹の状態をみながら自動介助運動を開始して拘縮を予防することが大切です。そのほか変形性関節症、尺骨神経麻痺などが起こることがあります。

 

②橈骨頭骨折

《誘因・原因》

高所から転落などの際に、前腕回内位(内側にひねった状態)で手をつき橈骨頭へ軸圧が加わると生じやすくなっています。

《症状・臨床所見》

橈骨頭は肘の屈曲伸展の中心で、前腕の回内外運動の軸になっています。骨折は可動域制限や肘関節不安定性をもたらします。転位のない骨折では、痛みは軽度のことがあり、転位のある骨折や粉砕型では、肘が腫脹し橈骨頭部の圧痛を認めます。とくに前腕の回旋運動(肘を軸にして外側に開く運動)制限と疼痛が強く出現します。

《検査・診断・分類》

X線像にて診断します。Morrer分類(Type1:転位なしType2:転位ありType3:粉砕骨折Type4:肘関節脱臼に合併したもの)は簡便で治療選択の際に用いられています。CT像では骨接合の治療方針をイメージしやすくなります。

《治療》

(保存的治療)転位のないMorrey分類Type1では、3~4週間のギプス固定で、良好な成績が得られます。

(手術的療法)Morrey分類Type2以降、転位の大きいものは手術的治療を選択します。近年骨頭を温存し、観血的整復固定術をすすめる報告が多くなっています。術後の理学療法はまず回旋運動より開始し、屈曲運動は自動運動を主体とします。成人では関節拘縮をきたしやすいので注意が必要です。

 

③肘関節脱臼

《誘因・原因》

転倒時、肘関節が過伸展した状態で手をつくと発生しやすいです。肘関節は前後の屈伸運動が基本であるため、側副靭帯に比べて前後の関節包の支持性が弱くなっています。また、前後方向の力に対する抵抗性は、後方の肘頭(肘(尺骨)の先端)よりも前方の鉤状突起(上腕骨の肘側先端の外側(橈骨側)の突起)のほうが弱いために、脱臼は後方脱臼が多く起こります。手から肘への長軸方向の力が伝わり、肘頭を支点として後方脱臼します。小児や高齢者では骨折を起こすため、多くは成人にみられます。

《症状・臨床所見》

上肢は短縮し、肘頭が後方に突出するため、肘関節の屈伸ができなくなります。

《検査・診断・分類》

単純X線像にて診断を確定し、合併する骨折がないか確認します。

《治療》

受傷直後であれば無麻酔でも可能ですが、原則として全身麻酔下で愛護的に徒手整復(変形した骨を正しい位置に戻す)を行います。肘を90°屈曲させた状態で、前腕を牽引しながら肘頭を前方に押し込むと整復されます。その後、3週間程度ギプス固定を行います。脱臼時に靭帯損傷を伴う場合がありますが、整復時に関節不安定性があきらかであれば靭帯縫合の手術を行います。

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