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肋骨骨折

肋骨骨折とは

基本情報

転倒転落や長引く咳、上体をひねる動作が続くときなどに生じることがあります。肋骨の複数の骨折では、血気胸(けっききょう:肺の損傷のため肺と肋骨の間に空気や血が漏れ出てしまうもの)、奇異呼吸(きいこきゅう:左右非対称な動きや胸部と腹部が同調していない、胸郭の一部が他と逆の動きをする)、動揺胸郭(どうようきょうかく:肋骨が2カ所以上で骨折した場合にみられ、骨折部の分節が呼吸運動とは逆の動きをするもの)の合併をみることがあります。

原因

転倒など強い衝撃により生じますが、骨粗しょう症などの骨が弱くなっている場合、咳などの軽い衝撃で生じることもあります。ゴルフのスウィングなど同一作業の繰り返しによる疲労骨折もあります。

 

症状・診察所見

局所の痛み、押したときの痛み、運動時の痛みがあり、呼吸や咳・くしゃみなどによって著明となります。意識障害やチアノーゼがある場合、肺や周辺組織の損傷で血気胸も可能性も考えられます。同じ肋骨で2か所以上折れている場合、胸の動きをみて奇異呼吸がないかみておきます(フレイルチェスト)。

検査・診断

レントゲンを撮って骨折線を確認します。ずれがない場合、レントゲンでは分からない場合があります。その場合は超音波検査を用いて診断する場合があります。骨折線が認められなくても、明らかな外傷歴と軽い呼吸でも疼痛がある場合には骨折として治療します。骨折のズレが大きく、気胸や血胸が疑わしい場合は、CTを撮影する場合があります。

治療

胸の動きを抑制し、骨折部の安静を保つために胸部固定を行います。血気胸など肺損傷の場合は、胸腔ドレナージが必要となるため、大きな病院へ緊急で紹介受診して頂く必要があります。骨折に対しての手術適応は、高度のフレイルチェストを認める場合などに限られ、ほとんどの場合は保存加療で治癒します。

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監修医師紹介

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渡邉 順哉 医師

所属組織

開業後2年間で、全国から患者様が来院する整形外科へと成長させた。年間のべ1万人以上を診察し、得意分野は骨粗鬆症の他、関節疾患などのハイドロリリースや体外衝撃波、再生医療、理学療法士のリハビリ。モットーは「体の悩みを解決できる最適な提案をする」こと。

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