偽痛風
偽痛風とは
疾患概要
関節に痛風と似た疼痛発作を生じますが、痛風とは異なりピロリン酸結晶が沈着することにより生じる疾患です。
要因・原因
ピロリン酸カルシウム結晶の沈着は遺伝的素因によって起こるほか、加齢や副甲状腺機能亢進症、ヘモクロマトーシス(先天的鉄代謝異常により起こる)、甲状腺機能低下症、痛風、低マグネシウム血症、低リン血症などの代謝性疾患に合併します。ピロリン酸結晶が関節炎を起こす機序については、痛風同様に結晶滑膜炎によるという説と、結晶が直接軟骨を破壊するという説とがあります。
症状・臨床所見
検査・診断・分類
偽痛風の診断基準(McCarty DJによる)
- 生検や関節液採取とX線回析によるピロリン酸カルシウム結晶の存在の証明
- (a)補正偏光顕微鏡を用いた関節液中の弱い複屈折性を示す単斜性または三斜性結晶の存在の証明(b)典型的石灰化のX線所見
- (a)膝関節または大関節に存在する急性関節炎(高尿酸血症の合併は無関係)(b)膝関節、股関節に存在する急性憎悪を伴う慢性関節炎
確定(definite):1または2(a)+2(b)
疑いあり(probable):2(a)または2(b)
可能性あり(possible):3(a)または3(b)
治療
アクセスマップ
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