上腕骨外側上顆炎
テニス肘とは
疾患概念
主に短橈側手根伸筋の起始部(外側上顆部)が、肘外側で障害されて起こります。
誘因・原因
症状・臨床所見
テニスのバックハンドで肘外側部の運動時痛が出現することが多いです。テニスのみならず、タオルを絞るなどの手首を背屈する動作などで疼痛が出現するのが特徴となっています。
検査・診断・分類
上腕骨外側上顆炎における疼痛誘発テスト
chairテスト
被検者に肘を伸展したまま椅子を持ち上げさせると(前腕は回内)、外側上顆部に痛みが生じます。
トムゼンの手技
被検者の手関節を肘を伸展したまま握りこぶしを背屈させておき、検者の手関節を掌屈させようとすると、外側上顆部に痛みが生じます。
中指伸展テスト
被検者に肘と中指を伸展させておき、検者がこれを掌側に圧迫すると、外側上顆に痛みが生じます。
治療
保存的治療
安静、ストレッチ、スポーツ後のアイシング、外用薬、テニス肘サポーターなどさまざまな保存的治療があります。痛みが強い場合は、副腎皮質ステロイド薬の局所注射を行うこともありますが、組織を弱らせることから通常2~3回までとしています。スポーツ選手には理学療法がすすめられます。
手術療法
体外衝撃波治療外来
体外衝撃波治療は、長引く関節や筋肉の痛みでお悩みの方向けの治療法です。
関節痛、肩こり、腰痛といった慢性疼痛の他、骨折や捻挫、靭帯損傷などの外傷に対しても効果的であるとされており、身体へのリスクが少ないというメリットがあります。
藤沢駅前順リハビリクリニックでは、体外衝撃波治療の専門外来を設置しておりますので、体への負担をかけずに治療をしたい方はぜひご利用ください。
ハイドロリリース専門外来(筋膜リリース注射、ファシア)
肩こり、五十肩、腰痛、胸郭出口症候群など慢性の痛みでお悩みの方向けの注射療法になります。
筋膜などのファシア(身体の組織を覆う膜)を剥がす注射です。
筋肉や神経などに発生した疼痛や炎症などを緩和することができます。
また、慢性の痛み以外にもスポーツ障害などに対しても即効性のある治療です。
再生医療専門外来
膝や股関節など関節の痛みに悩んでいるが、手術は避けたい方向けの治療法になります。
再生医療は、外科的な手術や薬物療法といった他の治療法と比べて、安全かつ治療の効果がより長期的かつ効果的であることが期待できます。
細胞や組織を再生することで組織損傷を起こす疾患を治療することができます。
骨粗鬆症専門外来
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